11月に公開された『WebLEON』のインタビューで、悩ましい乳間や美背中を強調した黒キャミワンピ姿を見せ話題となった飯島直子(56)。
キャンギャルから“元祖癒し系”女優、人気タレントとしての華々しい活動から、最近のインスタでは飾り気のない生活を堂々と公開して、すっかり親しみやすい印象にキャラ変。いったい、彼女の身に何が起きたのか。芸能ジャーナリストの宝泉薫さんに聞いた。
「まったくキラキラしていない」インスタ
「昨年1月にインスタアカウントを開設した飯島さん。フォロワー数は43万人超えと、同世代の女優の中ではなかなかの人気ぶり。特に印象的なのは女性フォロワーの多さです。もともとお色気番組『11PM』のカバーガールでデビューし、レースクイーンの経験も積んだセクシー路線でしたから、現在の女性人気の高さは、自然体の姿を見せたインスタによるところが大きいのでしょうね」
投稿へのコメントの末尾に自分の名前を入れている女性が多いのも特徴的だ。ファン同士で完全にコミュニティーができあがっている。
「飯島さんの投稿は、写真がまったくキラキラしていない。眉なしのすっぴんや部屋着姿、映えない食事風景……つまりコンビニ容器のままの惣菜やカップ焼きそば、納豆ご飯の大写しなど、ほかの女優が見せない世界観がある。今、これに癒される女性はすごく多いと思いますよ」(宝泉さん、以下同)
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最近の風潮として“女性が可愛く、キレイであることに頑張りすぎている空気感”がある、とも。
「フィルターと加工バリバリの写真に疲れた女性たちにとって、飯島さんの投稿はオアシスなのかもしれません」
芸能界における「ヤンキー感」
一日中カップ焼きそばを夢想し、コンビニに駆け込むもペヤングしかなく《まあ、どちらも美味しいのですが、わたしはUFO派です》と残念がり、手作りスープを《見た目、不味そうですが味もソコソコです》と謙遜するその姿は、確かに癒される!
「キャラ変といわれていますが飯島さんはおそらく、昔からスタンスを変えていないのでしょう。そもそも“癒し系”というフレーズには首を傾げていた男性も多いはず。どちらかというと、わりと純度の高いヤンキーっぽさが支持されていた気がします」
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このヤンキー感を、芸能界では包み隠す風潮がある。
「工藤静香さんや後藤真希さん、吉瀬美智子さんや佐々木希さんなども似た雰囲気がありますが、やはり芸能界ではハイソぶらないといけないのか、見せてきません。そのうえ、ヤンキーっぽく情に厚い飯島さんは、男性選びもちょっと下手でダメ可愛い。やんちゃな年下の木村一八さんと別れて『TUBE』前田亘輝さんと結婚、浮気されて離婚。ホストに数億円も貢いだ後に、不動産会社社長と結婚し、またまた浮気され離婚……。女優なのに恋愛脳でダメンズ好きなのも、なんだか親しみが持てますよね」
“昭和生まれの平成ブレイク”もいまどきポイントだ。
「例えば、川口春奈さんがラーメンをすする動画をSNSによくアップしています。これは若くて可愛い女優がすると少しあざとさが出てしまう。でも飯島さんなら大丈夫。平成レトロ流行りの今、内田有紀さんあたりと共に“平成リバイバル女優”として活躍してほしいですね」
令和の今も、みんな直ちゃんが“DAISUKI!”
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