「iOS 18.2」リリース、Apple IntelligenceでChatGPTが使用可能に カメラコントロールでフォーカスロックも

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2024年12月12日 11:01  ITmedia Mobile

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 米Appleは12月11日(現地時間)、iPhone向けの最新OS「iOS 18.2」の配信を開始した。このアップデートで、「Apple Intelligence」と米OpenAIの「ChatGPT」の連携を含む多数の新機能が追加された。また、セキュリティ関連の脆弱性にも対処している。


【その他の画像】


 アップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から行える。


●Apple IntelligenceでChatGPTが使用可能に


 Apple IntelligenceにChatGPTを連携できるようになり、以下の機能が利用可能になる。


・SiriがChatGPTにアクセスして情報を取得する


・ChatGPTを使ったテキストや画像の作成


・iPhone 16シリーズが搭載するカメラコントロールから「ビジュアルインテリジェンス」機能を利用し、周囲の場所やオブジェクトについて調べる


 ChatGPTアカウントは不要で、無料または有料のアカウントがあれば、そこからも接続できる。有料アカウントを使用すると、より高度な機能を利用できるという。


 Apple Intelligenceが使えるのは、iPhone 16シリース、iPhone 15 Pro/Pro Max、A17 ProまたはM1以降を搭載したiPad、M1以降を搭載したMacのみ。また、日本語で使えるようになるのは来年(2025年)だが、デバイスとSiriの言語を「英語(米国)」に設定すれば、日本でも使える。


 ChatGPTをApple Intelligenceで使用するには、対応言語でApple Intelligenceを有効にした状態で、「設定」→「Apple Intelligence」→「ChatGPT」を選択して「Use ChatGPT」をオンにすればよい。


【更新:2024年12月12日10時50分 Apple IntelligenceでChatGPTを使用する方法について追記しました。】


●その他の主な新機能


・カメラコントロール:カメラコントロールの2段階シャッターにより、カメラコントロールを軽く押すとカメラのフォーカスと露出を固定(フォーカスロック)できるように(iPhone 16シリーズのみ)


・写真:ビデオの表示が改善され、フレーム単位でのスクラブ、ビデオの自動ループ再生をオフにする設定などが可能に


・写真:コレクションビュー間の移動が改善され、右にスワイプして前のビューに戻ることもできるように


・写真:「最近表示した項目」と「最近共有された項目」のアルバムの履歴を消去可能に


・写真:「お気に入り」アルバムが「ピンで固定したコレクション」のほかに「ユーティリティ」コレクションにも表示


・Safari:新しい背景画像でSafariのスタートページをカスタマイズ


・Safari:「読み込む」と「書き出す」で、Safariからのデータの書き出し、別のアプリからの読み込みが可能に


・Safari:「HTTPS優先」にすると、HTTPSを使用できる場合は常にURLがHTTPSに切り替わる


・Safari:ファイルダウンロードのライブアクティビティにより、ファイルのダウンロードの進行状況がDynamic Islandやホーム画面に表示される


・機能改善:「ボイスメモ」がレイヤーのある録音に対応し、ヘッドフォンを使用しなくても既存の曲のアイデアにボーカルを追加でき、作成した2トラックのプロジェクトを直接Logic Proに読み込める(iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxのみ)


・機能改善:「探す」の「持ち物の位置情報を共有」を使用すると、AirTagまたは「探す」ネットワーク対応アクセサリの位置情報を航空会社などの信頼できる第三者と共有する


・機能改善:ポッドキャストの「お気に入りのカテゴリ」で、お気に入りのカテゴリを選択すると関連する番組のおすすめが表示される


・機能改善:ポッドキャストの「パーソナライズされた検索結果」ページで、関連性の高いカテゴリやユーザーの好みに合わせて編集されたコレクションがハイライトされる


・バグ修正:最近取り込まれた写真が「すべての写真」のグリッドにすぐに表示されない問題の修正


・バグ修正:カメラのナイトモードで長時間露光を撮影すると、写真が劣化して表示される問題の修正(iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max)


セキュリティ関連


 21件のセキュリティ関連の脆弱性に対処した。今回は「積極的に悪用された可能性のある」脆弱性はないようだ。



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