2025年3月をもって番組が終了すると報じられた『行列のできる相談所』(日本テレビ系)。かつて高視聴率をマークした日曜夜の番組だけに大きな反響を巻き起こしているが、ネット上の声を見てみると初代MC・島田紳助さん(68)の名前を挙げる声も多い。
《島田紳助が降板してから番組の雰囲気変わっちゃったからな》
《紳助さんはトークも回しも上手くてよく盛り上がってたよね》
《やっぱり島田紳助ってすごかったんだなってつくづく思う》
といったコメントが寄せられており、黄金期を支えた名司会者に番組終了報道で改めてスポットライトが当たったかたちだ。島田さんは前身の特番も含めると2000年からMCを務めていたが、2011年に反社会的勢力との交友関係が判明して芸能界を引退。もちろん『行列』MCも降板しており、以降は東野幸治(57)・宮迫博之(54)・後藤輝基(50)の3人体制で進行役を持ち回ることになった。
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ところが、2019年6月に今度は宮迫が闇営業問題の発覚により謹慎処分に。翌7月には日本テレビから宮迫の『行列』降板が発表されるなど、大きな混乱を招いたことを記憶している視聴者も多いだろう。実際に収録済みだった放送回では宮迫の“完全カット”はできず、顔が映らないよう編集した状態での放送に至っている。
2021年10月になると番組のリニューアルが発表され、それまで『行列のできる法律相談所』だったタイトルから「法律」が外されることに。田中宏史編成部長(当時)は《法律だけでなく、旬な話題を幅広く扱う王道のエピソードトークバラエティ目指して、より内容をパワーアップする》ためのタイトル変更だと明かしていた。
「相談所の所長役を務めるMCが2人も不祥事で降板した番組に、2022年から俳優・歌手の井上芳雄さん(45)が加わりました。ゲスト出演だと思いこんでいた本人に、生放送でMC就任を伝えるドッキリを敢行するなど大々的にアピールしたものの、ネット上の反響は《芸人のMCトークが面白いのに俳優が突然混じってきてクオリティ大丈夫なのか?》とイマイチ。バトンを受け継ぎながら2年で番組終了が報じられたとなると、ミュージカル界のプリンスをもってしても視聴率回復のテコ入れは成功しなかったと言えるでしょう」(エンタメライター)
大人数のゲスト出演者を束ねながら進行するMCは“番組の顔”。『行列』に限ったことではないが、“島田紳助”という存在はあまりにも大きかったようだ。
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