【高校駅伝】中越・村田大翔主将「出場できない同級生の分も背負って走る」

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2024年12月13日 19:14  日刊スポーツ

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ランニングする中越・村田(撮影・小林忠)

全国高校駅伝は22日、たけびしスタジアム京都発着(男子=7区間42・195キロ、女子=5区間21・0975キロ)で行われる。


県大会を制した男子代表の中越は3年ぶり18度目、女子代表の新潟明訓は2年連続11度目の出場。6年ぶり9度目の新潟第一は、北信越駅伝大会(11月17日、長野)で各県代表校を除いたトップに立ち全国切符。3校が冬の都大路を駆け上がる。


   ◇   ◇   ◇


男子の中越は、村田大翔(3年)がチームを勢いづける。小千谷小2年で陸上をスタートしてから初めて出場する全国大会が、憧れの都大路。練習では上半身の硬さを改善することをテーマとし「出場するだけでなく、勝負がしたい。自分の区間でチームにいい流れを呼び込みたい」と誓う。


新潟県大会(11月1日)は圧勝。2位に4分10秒差をつける2時間8分52秒でぶっちぎりだった。村田は2区(3キロ)を8分57秒で駆け抜けた。「穴のない駅伝で粘り強くつなぐ」レースが理想の展開。駅伝メンバーの3年生は村田と植木悠太の2人だけで、2年生の保坂玲弥と丸山展がダブル主将を務めることに「頼もしい下級生がそろっている。3年の長距離は5人。出場できない同級生の分も背負って走る」と燃えた。


同校の最高成績は2時間6分53秒をマークした21年の25位。今年で順位も記録も超越したい。「準備不足で力を出し切れない、結果が出ない、ということがチームにとって嫌なこと。最大限の準備をし、いい状態で当日を迎えたい」。高校生活の集大成で力走し、たすきをつなぐ。【小林忠】


◆村田大翔(むらた・ひろと)2007年(平19)3月11日生まれ、新潟県小千谷市出身。小千谷小2年で新潟アルビレックスランニングクラブに入会して陸上を始め、長距離は高学年から。小千谷中から中越高に進学。175センチ、59キロ。

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