12月16日(月)今夜最終話が放送されるドラマ「嘘解きレトリック」より、W主演の鈴鹿央士、松本穂香がクランクアップを迎えた様子の写真が到着した。
本作は、「別冊花とゆめ」で2018年まで連載されていた都戸利津の累計発行部数100万部の同名コミックが原作。貧乏探偵&不思議な能力者という異色コンビによるレトロミステリーだ。
今作で初共演した鈴鹿と松本は、借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬と、嘘を聞き分けることができる探偵助手・浦部鹿乃子という個性的なコンビを演じた。
2人そろってのクランクアップとなり、まずは監督から花束を手渡された松本は「明日も撮影があるんじゃないかってくらい、今はあまり実感がないんですけれども、こんなに楽しくって、こんなに温かくて、大好きだなと思える現場にいれて本当に幸せでした」と挨拶。
「(鈴鹿さんとは)かけっこをしたり、時にはふざけあいながら、後半にかけていくうちに(自分の中から)鹿乃子としての言葉がポンっと自然に出てきたり、それも西谷(弘)監督との入念なリハーサルであったり、皆さんとのちょっとずつの積み重ねで出来上がって、一緒に作っていただいた“鹿乃子”だと思います」とコメント。
続いて鈴鹿も花束を受け取ると、「僕は(座長として)無理をして張り切るよりは、自分が居やすい現場を作れればいいなと思っていたら、ちょっとふざけすぎましたね(笑)。いや、ふざけているわけではないんですよ!結構真剣にやって間違えちゃってるんです・・・。でも、本当に優しい現場なので、そういうミスとかも“ちょっとくらいミスしてもいいや”と思ってました!ごめんなさい!でも、そんな中で、皆さんの日々がんばっている姿を見て、僕もがんばらなきゃなと背中を押してもらえて、みんなで『嘘解きレトリック』という1つの作品を作れたことを本当に誇らしく思いますし、僕の人生の中ですごく大きな宝物になりました」と語る。
さらに、「またどこかでお会い出来ることを楽しみに、これからもひとつひとつ頑張っていくので、皆さんも健康に気を付けて、まずは年を越しましょう!年を越しましょう?冬を越して?えーーー・・・皆さんお元気で!元気でね!ありがとうございました!」と最後まで鈴鹿らしい言葉で周囲を笑わせながら、盛大な拍手と共に撮影を終えたそうだ。
最後には、端崎馨役の味方良介、倉田タロ役の渋谷そらじが、鈴鹿と松本にはサプライズで現場に駆けつける場面も。この模様は、番組公式SNSにアップされる。
最終話(12月16日放送)あらすじ
稲荷の掃除をして帰って来た祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)は、女性に声をかけられる。女性は行き場所も金もなく困っていたら、祝探偵事務所の大家に会い、事務所に住んで良いと言われたと話す。左右馬が渋ると、女性は大家からだと左右馬に手紙を渡した。手紙には“彼女を泊めたらたまっている家賃をなしにする”とあった。事務所に見知らぬ女性が泊まることに不安を感じる鹿乃子だが、左右馬が断るはずもない。話がまとまると、女性は二人に青木麗子(加藤小夏)と名乗った。
左右馬たちが麗子を連れて「くら田」に行くと、店にいた六平(今野浩喜)が麗子を見て美人だなどと褒めそやし酒を酌み交わし始めた。二人の会話を聞いていた鹿乃子は、麗子が自身の境遇を話す言葉にウソを聞く。そんな中で急に左右馬が鹿乃子に「鈴蘭って、夏の花だよね?」と尋ねる。梅雨前に咲く花だと答える鹿乃子。左右馬は麗子がしていた冬用の手袋に鈴蘭の刺繍がある事を疑問に思ったようだ。
事務所に帰った左右馬は麗子に早く出ていってもらうための作戦を画策。そこで左右馬は、まず「青木麗子という名前、ウソですよね?」と麗子に突きつけた。彼女は否定せず「本当の私は誰にも秘密」と返し、自分自身のことをすべてウソで語る。そんなところに、端崎馨(味方良介)が来て左右馬を連れ出した。麗子と二人きりになった鹿乃子は、話すうちに、どうやら麗子は失恋をして家を出てきたのではないかと推理する。
「嘘解きレトリック」は毎週月曜日21時〜フジテレビ系にて放送中。
(シネマカフェ編集部)