先輩たちに比べて私たちは厳しくなる!? 2026年3月卒業予定の就活生が思うこと

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2024年12月16日 16:50  OVO [オーヴォ]

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先輩たちに比べて私たちは厳しくなる!? 2026年3月卒業予定の就活生が思うこと

 キャリタス(東京)がこのほど、2026年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象に実施した、11月後半時点での就職意識やインターンシップ等への参加状況についての調査によると、回答した卒業予定者たちの多くは、今年活動していた先輩たちより、自分たちの就活戦線が厳しくなると思っている人が多いことがわかった。調査期間は11月15日〜22日で1054人(文系男子208人、文系女子498人、理系男子212人、理系女子136人)が回答した。

 自分らの就活が先輩たちよりも「厳しくなる」と答えた人は74.7%と7割を超し、前年調査(63.4%)より10ポイント以上増加した。今年は日経平均が史上最高値を34年ぶりに更新し、初の4万円に乗せたことで、就活戦線にも好影響を与えるとの見方もあったが、現場の学生たちは厳しく考えている様子だ。

 他方、11月後半時点での志望業界について探ると、1位「情報処理・ソフトウエア」、2位「インターネットサービス」、3位「銀行」の順となった。企業選びのこだわり度合いについては、「給与・待遇」「勤務地」に強くこだわる学生が前年より増加した。他方、就職活動の中心におく予定の企業の規模については、「業界トップの企業」が19.8%、「大手企業」が43.7%となるなど、これらを合わせた大手志向の学生は6割を超えている。

 就職活動の開始時期については、「3年生の4月」(30.8%)が目立ち、活動開始が早まる傾向があるようだ。就職活動の準備として行ったことを尋ねたところ、最も多いのは「自己分析」で約8割(82.0%)。「業界研究」「企業研究」が7割台で続き(ともに73.5%)、インターンシップへの応募準備や実際にプログラムに参加することなどで、着実に就活準備を進めていることがうかがえる。

 インターンシップやオープン・カンパニー等のプログラムへの参加状況を日数別に尋ねると、最も多かったのは「1日以内のプログラム」への参加経験で83.0%。「2〜4日間のプログラム」も約半数(51.7%) が参加している。 参加社数は、「1日以内のプログラム」が平均7.8社、「2〜4日間のプログラム」が2.7社と前年より増加。「5日間程度」(1.5社)と「2週間以上」(1.1社)はいずれも前年並みで、短期間のものへの参加が中心のようだ。

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