昨年2月、ケニアのルト大統領夫妻を招いた宮中午餐に出席し、見事な国際親善デビューを遂げられた愛子さま。今年、注目されているのが初の外国公式ご訪問先がどの国になるのか、ということだ。
皇室番組の制作に携わる放送作家のつげのり子さんはこう語る。
「3月に、ブラジルのルラ大統領が国賓として来日する予定です。世界で最も多く日系人が暮らすブラジルとの国際親善を、皇室は大切に受け継いでおり、愛子さまが訪問される可能性も高いように感じています。
天皇陛下、秋篠宮さま、黒田清子さんが初めて公式訪問された国もブラジルでしたし、長い同国との友好の歴史を、愛子さまにつないでいただければ、より友好関係が深まるのではないかと期待しています」
さらに、古くから皇室が往来を続けて交流を重ねてきたのは、欧州各国の王室・公室だ。昨年、天皇陛下と雅子さまが訪問された英国のほか、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スペイン、モナコ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの8つの国々がある。
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「じつは、皇室に対して各国から招待が来ています。コロナ禍で往来が少なくなっていましたし、可能な限り招待に応じなければならない局面ではありますが、雅子さまのご体調のこともあり、なかなか各国を巡られるのにはハードルが高い現状があります。
そこで愛子さまに、早ければ秋にも欧州8カ国のうちの複数を歴訪していただくという案も、政府や宮内庁で検討されているのです」(宮内庁関係者)
前出のつげさんはこう続ける。
「天皇ご一家が’06年に静養されたオランダでは、カタリナ=アマリア王女(21)が次期女王に、またベルギーのエリザベート王女(23)も次期女王となります。欧州各国の王室には、愛子さまと同世代のプリンセスが多くいらっしゃいます。こうした方々と交流を深め、各王室との関係をより親密にしていただきたいと願っています」
愛子さまが世界に羽ばたかれることが期待される一方、佳子さまは、聴覚に障害のある世界のアスリートが日本に集うスポーツ大会「東京2025デフリンピック」に情熱を注がれているという。皇室担当記者はこう話す。
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「デフリンピックは1924年にフランスのパリで始まった国際スポーツ大会で、100周年の記念すべき年の11月に、日本で初めて開催されます。大会は東京都や全日本ろうあ連盟などが運営します。
ろうあ連盟は、’21年5月に佳子さまが非常勤の嘱託職員として就職された“職場”でもあります。ご就職当時はコロナ禍で、週3日程度、テレワークで事務作業に関わられていると宮内庁は発表していました。
しかし、それ以降、“オフィスには、ほとんど出勤していない”などとも囁かれ、昨年7月に写真週刊誌が出勤風景を報じたほかには、目撃情報はほぼ皆無です。こうした現状から、“フルタイムで勤務される愛子さまに比べ、佳子さまは勤務実態が見えない”という声も上がっています」
“働いていないのでは”という汚名を返上するべく、佳子さまは懸命に聴覚障害者への支援に関連したご公務に励まれてきたと、前出の宮内庁関係者は続ける。
「佳子さまが国内外のさまざまな式典や聴覚障害のある人々との交流で用いられる手話は、非常に高い水準にあると聞きます。ろうあ連盟も、頻繁に勤務されなくても佳子さまの手話普及の貢献度の高さに期待しているのでしょう。
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また、日本ではパラリンピックに比べてデフリンピックは認知度が高くないという調査もあります。佳子さまは、昨年出席された行事ではたびたびデフリンピック開催に言及されてきました。秋の開催に向けて、大いに盛り上げていくご決意を固められているようにお見受けしています」
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