女性を違法風俗店に紹介していたなどとして、巨大スカウトグループのリーダーらが逮捕された事件で、このグループが稼ぎなどに応じて昇格できるシステムで運営されていたことがわかりました。
スカウトグループ「アクセス」のリーダー・遠藤和真容疑者(33)は、去年3月、大分県別府市の違法風俗店に女性を紹介した疑いで7日に再逮捕されました。
「アクセス」は、ホストクラブに借金を抱えるなどした女性を全国およそ350の風俗店に紹介し、70億円ほどの紹介料にあたる「スカウトバック」を得ていたとみられています。
警視庁によりますと、メンバーは「マネージャー」「プレーヤー」などの階層に分かれ、稼ぎなどに応じて昇格するシステムだということです。
スカウトをしていた男性は…
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別グループの元スカウト男性
「ほぼネズミ講のシステムがあるんですよ。自分が持っている部下たちが(女性を風俗店に)紹介して、その子たちはもちろん給料が入るけど、何割かとかが(部下に仕事を)紹介した人に入る」
警視庁保安課は30年ぶりに特別捜査本部を設置し、全容解明を進めています。