陸上女子やり投げで19年世界選手権代表の佐藤友佳(32=ニコニコのり)が10日、自身のSNSを更新し、現役引退を発表した。「引退のご報告」と題し「この度、私、佐藤友佳は引退することを決断致しました。今までたくさんの応援、本当にありがとうございました」とつづった。
佐藤は09年に世界ユース選手権に出場。東大阪大卒業後は幼稚園や小学校の職員として働きながら競技を続けていたが、18年からニコニコのりに所属し、19年に世界選手権ドーハ大会に出場した。20年には日本選手権で初優勝。その後はのちにパリ五輪で金メダルを獲得する北口榛花らの台頭もあり、主要国際大会への出場は遠のいていた。昨年6月の日本選手権では50メートル87で16位にとどまっていた。
今年9月には世界選手権東京大会が控えるが「怪我や気持ちの面で折り合いが合わずこのタイミングとなってしまいました」とした。
インスタグラムでは「語り出したらキリがないほどの思い出があります。これまでずっと支えてくれた家族、親戚、仲間、会社、友達、コーチ、スポンサーのみなさん、メディアの方々、いつも温かいコメントをくれる方々。私に関わってくれた全ての人のおかげで一生懸命にただひたすら競技生活を送ることができました」と感謝をつづり、「引退試合をする予定はないですが、泣いたり笑ったり騒いだり、、、今まで悔いなくやってこれたかなと思ってます。新たなステージでも自分らしく全力で楽しんでいきたいと思います! 本当にありがとうございました」と記した。
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