1月9日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)でのある報道が物議を醸している。
同番組でこの日紹介されたのが、病院に勤務する医療従事者と思われる匿名のXアカウント。例えば《患者に痛み止め欲しいって言われたけど、面倒だったから痛み止め入れたフリしたら効いたみたい》さらには《患者が転倒しても、他の人が見てなかったら、インシデント書くの面倒 だから、いつも隠しちゃう!》といった、患者への不適切な処置が書き込まれていた。医療現場におけるインシデントとは、医療事故や医療過誤までには至らなかった“ヒヤリ”とした事例のことだ。
他にも当該アカウントでは、《薬は飲ませたフリをしてこっそり捨ててる》、《忙しすぎてナースステーションに誰もいなくて、モニターずっと鳴ってたらしく、誰も気づいてなくて、見事に心停止になってた!》など、人命軽視の恐ろしい実態が露呈。アカウントは現在、削除されているが、SNS上で拡散され波紋を呼んでいる。
《なんで通院している方にわざわざ教えるの?》
すると、これら一連の投稿をしたのが千葉大学医学部附属病院に勤務する看護師である可能性が高いことが判明。病院が内部調査を進める中、『めざまし8』は千葉大へわざわざ出向き、通院している患者に投稿を見せていたのだ。
番組の取材に対し70代の女性は「え〜?そんなことはないです、なかったです、私のときは。事実だとしたら許せないですよね」と動揺しながら憤慨。また50代の男性は「これが出たってことは、もしかしたらもっと他の病院でもあるかもしれない」と話していた。
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以上2名の患者はいずれも顔を伏せた状態で答えていたものの、ネットでは『めざまし8』の“やり口”に批判が寄せられた。
《めざまし8がわざわざ千葉大病院に取材に行って噂の看護師のSNSを70代のSNS見てない患者さんに見せて不安を煽ってた 何したいんだろ》
《無駄に煽ってるだけ 通院患者を煽るフジテレビ…》
《なんで通院している方にわざわざ教えるの?》
《隠蔽体質はフジテレビも同じ》
患者の要らぬ不安を煽り、病院に対する悪印象を刷り込み、ネガティブキャンペーンをした目的には疑問が残ると言わざるをえない。
「ワイドショーでよくあるのが、有名人の電撃結婚が分かった直後、街ゆく人々にカメラを向けていきなり知らせるやり方。どれだけ世間が驚いているかを伝える、ありがちな手法です。『めざまし8』も今回、同じような思考で患者のリアクションを拾おうと病院に出向いたのでしょうが、結局病院の評判を貶めるだけとなってしまいました」(民放キー局関係者)
この取材に時間を割くより、中居正広に関するスキャンダルの説明責任を果たすべきではないだろうか?
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