2024年はグレーを基調としたクールで洗練されたカラーコーディネートが人気を集めましたが、2025年のトレンドは温かみや癒しがキーワードとなります。
今回は、WEARに投稿された写真から、「モカ・ムース」のようなブラウンを取り入れたコーディネートを見ていきましょう。
ブラウン×ダークブラウン:同系色の組み合わせ
トレンド感のある毛足の長いシャギー素材のカーディガンは、フワフワな肌触りと相まって、ブラウンのフェミニンな表情を引き出します。
この写真は、「モカ・ムース」のような柔らかいブラウンのシャギー素材のカーディガンとダークブラウンのタックワイドスラックスを合わせたコーディネート。同系色の濃淡の組み合わせなので、素材感の違いが引き立ちます。
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ブラウン×ブラック:ブラウンと無彩色の組み合わせ
カラーコーディネートに苦手意識がある人は、黒・白・グレーの無彩色にブラウンを取り入れてみましょう。
この写真は、明るいブラウンのニットに、ハーフ丈のキルティングコートとスラックスを黒で合わせたコーディネート。ニットのインナーに白いカットソーを着用しているので、すっきりした印象です。ビッグフレームの伊達メガネのグレーをアクセントに、トレンド感を演出しています。
黒やダークグレーを基調にするときは明るめのブラウンを、白やライトグレーを基調にするときは暗めのブラウンを組み合わせると、適度なコントラストが生まれてメリハリの効いたコーディネートになります。
ブラウン×ブルー:ブラウンと寒色系の組み合わせ
暖色系のブラウンは寒色系のブルーと補色の関係。互いの色を引き立て合う配色となります。
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ブラウンは明るいブルーとも好相性。ブルーデージー、ヒヤシンス、ツユクサといった春に咲く花のようなブルーを取り入れると、春らしいコーディネートを楽しめるでしょう。
ブラウン×グリーン:自然の色の組み合わせ
大地の色ブラウンは、草木のグリーンと調和します。ブラウンとグリーンを組み合わせるときは、自然の彩りを参考にするといいでしょう。
この写真は、ブラウンのジャケット風Vネックブラウスとグリーン系のクラッシュベロアのロンパースのコーディネート。ジャケットとワンピースの組み合わせではありふれたコーディネートになりますが、少しひねりの効いたアイテムや素材に置き換えることで、個性的なスタイルになっています。
ブラウンは、若菜色、柳色、わさび色などの明るいグリーンとも好相性。春らしい彩りを取り入れたいときは、明るいグリーンもおすすめです。
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松本 英恵プロフィール
カラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。(文:松本 英恵(カラーコーディネートガイド))