厳しい台所事情のなかFA杯3回戦へ…トッテナム指揮官「中心メンバーがプレーすることになる」

　トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、FAカップ3回戦に向けての意気込みを語った。10日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

　12日にタムワース（5部）とのFAカップ3回戦へ臨むトッテナム。1990−91シーズン以来の優勝を目指す同クラブは、カラバオ・カップ準決勝ファーストレグのリヴァプール戦で公式戦5試合ぶりの白星を手に入れた。勢いそのまま連勝を狙うトッテナムだが、11月からの公式戦16試合で掴んだ勝利はわずか「5つ」のみ。直近は不振に陥っており、その大きな要因として挙げられているのが多数の負傷者の存在だ。

　会見に出席したポステコグルー監督は、「選手たちの姿勢に疑いの余地はない。選手たちはみな、どの試合も重要だということをよく理解している」とコメント。続けて、「少しはローテーションできるだろうが、人数が限られているためトップチームの中心メンバーがプレーすることになる」と厳しい台所事情における編成について見解を示している。

　一方で、「今でも本当に重要な大会だと思っている。サッカー界のあらゆるカテゴリーが参加しているし、常に素晴らしいストーリーがある」とFAカップが持つ価値を強調。「カップ戦の序盤戦では、すでにそのようなストーリーが生まれた。私たちは序盤のラウンドを勝ち抜いたチームと対戦することになる。カップ戦の決勝は世界のサッカーカレンダーの中でも重要な日だと思う。正しい伝統を守り続ける、本当に重要な大会だ」と口にした。