「めちゃくちゃ楽しい」佐藤琢磨がデモランでも攻めた! ホンダF1オートサロンスペシャルイベントが大盛況

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2025年01月11日 13:00  AUTOSPORT web

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東京オートサロン2025での『auto sport 60周年 & as-web 20周年記念 Honda F1走行』で佐藤琢磨がドライブするホンダRA272
 1月11日、東京オートサロン2025が開催されている千葉県の幕張メッセ屋外イベント会場で『auto sport 60周年 & as-web 20周年記念 Honda F1走行』が行われ、佐藤琢磨がホンダのF1マシン『RA272』をドライブ。集まった大観衆の前でカウンターステアをあてるほど攻めたデモランを披露した。

 前日のテスト走行を無事に終え、いよいよ本番を迎えた今回のイベントは、オートスポーツ本誌の刊行60周年と、今年20周年を迎えるオートスポーツwebのメモリアルイヤーを記念し、マクラーレン・ホンダMP4/5のエンジン始動と、琢磨が1965年のホンダF1初優勝マシン『RA272』を走行させるというスペシャルイベントだ。

 晴天に恵まれた当日は、幕張メッセの屋外イベント広場を埋め尽くすほどの観客が会場に訪れるなか、10時からイベントがスタート。まずMCのサッシャさんとオートスポーツの田中康二編集長が会場を盛り上げるなか琢磨が呼び込まれ、3人でホンダF1の歴史などを振り返る。

 その後はマクラーレン・ホンダMP4/5のエンジン始動が行われ、自然吸気V10気筒エンジンのホンダF1サウンドが鳴り響く。この快音には横で見ていた琢磨が思わずコックピットに乗り込み、スロットルを吹かしてサムズアップをみせるシーンもあった。

 続いてはRA272のデモランに映る。乗り込む前に琢磨は「シートベルトがないのはヤバイよね!?」と会場の笑いを誘いつつ“葉巻型F1マシン”のコックピットに乗り込む。そして観客たちによる“スタート・ユア・エンジンズ”の言葉で、およそ60年前のV12気筒エンジンが始動する。

 デモランは会場を1周した後、裏通路を通って『オートスポーツweb 90度コーナー』を曲がって展示ホール裏に。そこでも集まった多くの観客の前に姿を現すと、『オートスポーツヘアピン』で折り返した琢磨は、ふたたびアクセル全開でホンダV12エンジンのサウンドを轟かせた。

 イベント広場に戻ってきた琢磨は、さらに攻めてカウンターステアをあてるほどの攻めた走りを披露。田中編集長が「僕が思っていたより攻めていました」と言うほどの走りをみせ、デモランは無事に終了となり、走行後には会場の観客から拍手が沸き起こった。

 走行を終えた琢磨は間口一番に「ヤバい、めちゃくちゃ楽しかった! もう2周くらいしたかった!」と笑顔で語り、マシンのフィーリングを続ける。

「(マシンが)軽くて、1.5リッターのV12エンジンなので、レスポンスが現代のマシンより良いですね。でも感動です。このマシンで過去のF1グランプリを走行していたということで、その時代のドライバーへのリスペクトが200%増しました」

「この会場でもスライドなどをしてみましたけど、アンダーステアがすごくて『アクセルを踏んでクルマを曲げる』というマシンということを改めて感じました。トラクションを伝えるためにリヤが重くて、その分フロントがかなり軽いのですが、アクセルを踏めば自由自在なのですごく楽しかったです」

 裏ストレートでは4速1万1100回転まで回したという琢磨。RA272に本当に感動したようで「もう一回乗っていいかな?」と別れを惜しむ言葉も残し、屋外イベント会場を埋め尽くすほどの観客からふたたび拍手が起こるなか、イベントは大盛況で幕を閉じた。

 イベントの様子は東京オートサロンの公式ライブ配信で中継が行われているので、現地でイベントを楽しんだ方も、後方でよく見えなかったという方も、ぜひもう一度下記動画の1時間すぎあたりを再生してイベント様子を楽しんでほしい。

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