元フジテレビで、現在はフリーの笠井信輔アナウンサーが16日、元テレビ朝日の玉川徹氏がパーソナリティーを務めるTOKYO FM『ラジオのタマカワ』(毎週木曜 前11:30)に生出演した。
【写真】新MCも登場した『だれかtoなかい』2024年ラスト回 タレントの中居正広をめぐる女性トラブルについてフジテレビが調査を始めている。玉川氏は「今、フジテレビ、相当大変じゃないですか。どう見ていますか?」と直撃し、笠井アナは「やっぱりその話になりますか。玉川さんの番組のオファーを受けた時には、こんな問題が出てくる前だった。聞いてこなかったら、たぶん玉川さんじゃないと思うし。生放送で、たぶんマネジャーもすごいドキドキしていると思う」と口を開いた。
そして「大変厳しい精神状態であります」と一言。「やめて5年が経つけど、今でも(フジテレビを)うちって言っちゃうんです」と笠井アナが愛着を語ると、玉川氏も「わかる」と同調。笠井アナは「よく外部の人に『うちじゃないですよ』と言われるんですけど、それぐらい愛着がある。フジテレビがすごく大好きで、特にアナウンス室はとてもいい環境で仕事をさせてもらった。こんなことが出てきてしまって、本当に何というか…。心配している」と吐露した。
さらに「1つ言えることは、1番最初の段階で文春が書いてすぐに全面否定した。あれがとても批判された。けれども、全面否定なんて危機管理で1番悪いやり方ですよ。だけれども、各局の中で世の中の批判を1番恐れて仕事をしているのはフジテレビなんですよ。雑誌だって、ネットだって、担当の方に聞くと『フジテレビ』と見出しを出すだけで売れ行きとアクセス数が上がると言う。それはフジテレビが何か起こしたというだけでみんなが『それ見たことか』となるから、何があってもフジテレビの見出しを書くと聞いた。それくらい標的になっている中で、1番慎重に事が荒立たないようにと考えている、うちの局が最初に全面否定した。ということは、あの中居さんの食事会に関しては『うちは知りませんでした』と。そこは僕、本当だろうなと思いました。うちのコンプライアンスは甘くない。ほかの局より厳しい」と断言。ただ「『うち』と言ってても外の人間。全然私に情報は入ってこない。そこは雑誌を読んで判断するしかない」とフジテレビの現状について口にしていた。
中居をめぐっては昨年12月末に、女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたこが一部週刊誌によって報じられ、9日に中居が公式サイトで声明を発表。トラブルがあったことは事実として「今回のトラブルはすべて私の至らなさによるものであります」と謝罪。その上で「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です」と明かしていた。
また一部の報道では同局関係者の関与も報じられ、同局はこれまでに「内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません。会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もございません」としていた。