TMAX560 ABS(カラーはマットブラック) ヤマハは1月16日、『TMAX560 TECH MAX ABS』と『TMAX560 ABS』の2025年モデルを発表し、2月28日に発売すると発表した。
TMAXは、ヤマハがラインアップする大排気量ビッグスクーターだが、スクーター本来の利便性を保ったまま、ジャンルの枠を超えたスポーティな走りが味わえるモデルとして作られており、メーカーでは『オートマチック・スーパースポーツ』と呼称している。
今回発表された2025年モデルは、フロントマスクにT字のポジションランプを用いた新デザインが採用されたほかECUのアップデート、吸気系および排気系の仕様変更、さらに専用アプリへの対応など多数の改良が施された。
まず、エンジンには触媒後方にO2センサーを追加し環境性能を向上、それに合わせてECUも更新することでパワーとドライバビリティが保持された。また、吸排気系を見直したことで加速時にクリアなサウンドが楽しめるほか、排気ポートとエキゾーストパイプ接続部には『YZF-R1/R6』でも実績のある溶接方法を取り入れることで内表面を滑らかに仕上げ、アクセル操作に対するリニアな特性を実現している。
そのほかにも、バンク角に応じてブレーキ制御を行うブレーキコントロールの搭載や、よりシームレスな発進加速ができるようにクラッチの仕様変更、ヤマハ独自のスマートフォン専用アプリ“Y-Connect”に対応させるなど、よりスクーターの便利さとスポーツバイクが持つライディングの楽しさを凝縮した一台となった。
価格は『TMAX560 ABS』が145万2000円、ヘアライン仕上げの切削ホイールやTPMS(タイヤ空気圧監視システム)などが装備される上級モデルの『TMAX560 TECH MAX ABS』は164万4500円(いずれも税込)とされた。詳細は公式サイト(https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/tmax/)まで。