タレントの中居正広と女性とのトラブルを受け、フジテレビの港浩一社長が17日、同局で会見を行った。その内容が、同日放送の情報番組『Live News イット!』(月〜金 後3:45)で報じられ、中居の女性とのトラブルに関して、第三者の弁護士中心の調査委員会を設置すると発表したことを明かした。
【写真】会見を行った港浩一社長 午後4時50分頃から約2分間にわたって、宮司愛海アナウンサーが会見の様子を紹介。映像ではなく、静止画の形で伝えられた。続けて、午後5時台のトップニュースでも、港社長の会見を取り上げ、会見でのコメントを詳細に伝えた。
宮司アナは同局の記者会見についてのニュースを読み上げ、港社長が「視聴者の皆様をはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑、ご心配をおかけしていること、 現在から現在まで弊社から説明ができていなかったことについてお詫び申し上げます」と謝罪したことを伝え、第三者の視点を入れて改めて調査を行う必要があるとして、「第三者の弁護士を中心とする調査委員会を立ち上げることとしました」と述べたことを明らかにした。
さらには中居と女性とのトラブルに社員が関与していたと当初週刊誌で報じられたことについて港社長は「調査委員会の調査に委ねたい」と話したとした。
中居をめぐっては昨年12月末に、女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたことが一部週刊誌によって報じられ、9日に中居が公式サイトで声明を発表。トラブルがあったことは事実として「今回のトラブルはすべて私の至らなさによるものであります」と謝罪。その上で「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です」と明かしていた。また一部の報道ではフジテレビ関係者の関与も報じられたが、「内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」としていた。
だが、15日にフジ・メディア・ホールディングスの株を保有する米投資ファンドが第三者委員会の設置を求めたと報じられ、騒動に対する説明責任を果たすべきとの声が強まる中、2月に予定されていた定例会見を17日に前倒しで開催することを決定した。また、会見が開催されることが決まり、各社が一斉に報じる中、ORICON NEWSも同社や会見を主催する記者会に問い合わせ、参加を打診したものの「記者会に加盟していない」などの理由から許可は下りなかった。