カワサキ、完全電動バイクのニンジャe-1とZ e-1を3月1日に発売。第二種原付区分でCEV補助金も

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2025年01月17日 18:20  AUTOSPORT web

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カワサキ・ニンジャe-1(色はメタリックブライトシルバー×メタリックマットライムグリーン)
 1月17日、カワサキはフル電動スポーツバイク『ニンジャe-1』と『Z e-1』の販売を3月1日より開始することを発表した。

 カワサキでは、フルカウルスポーツバイクの『ニンジャ』シリーズと、ストリートファイタースタイルで人気を博している『Z』シリーズを展開しているが、近年高まる環境への意識から、ハイブリッド機構を搭載したバイクのほか、このe-1シリーズのように内燃機関を搭載しない完全電動バイクも展開している。

 ニンジャe-1とZ e-1に搭載される原動機は最高出力12ps、最大トルク4.1kgmを生み出す定格出力0.98kWの交流同期電動機で、道路運送車両法の区分では第二種原動機付自転車に分類されるが、モーター特有のトルクフルな原動機を400ccサイズの車体に載せることで、独特で俊敏なライディングが楽しめる。

 走行モードは『ROAD』と『ECO』の2種類と、追い越しなどの場面ではボタンを押すことで加速力と最高速を約15秒間向上させるe-boost機能を搭載し、あらゆる走行シーンでもスムーズな走行ができる。また、バッテリーはリチウムイオンバッテリーパックをふたつ搭載し、一充電走行可能距離は55km(ニンジャe-1、ROADモードで走行時)とした。

 バッテリーの充電時は車載のまま別売のアダプターで給電ができるほか、バッテリーパックを車体から取り出し、こちらも別売の専用充電器を使用しての充電も可能とした。バッテリーひとつあたり約3.7時間で満充電にすることが可能だ。

 カラーバリエーションはメタリックブライトシルバー×メタリックマットライムグリーンのみの展開となる。バイクとしては第二種原付のカテゴリーに入るニンジャe-1とZ e-1だが、通勤や通学などの場面において、新感覚のライディングが楽しめる一台となっている。

 車両本体価格はニンジャe-1で106万7000円、Z e-1は101万2000円(どちらも税込)とされた。なお、この2モデルは新車購入後、申請を届け出れば、CEV(クリーンエネルギー自動車)補助金対象車として12万円の補助金を受けることができるほか、さらに各地方自治体で定められた補助金の交付を受けることもできる。一例だが、東京都に住民票がある人が購入した場合、最大で46万円の補助金が受けられる。

◾️ニンジャe-1公式サイト:https://www.kawasaki-motors.com/ja-jp/motorcycle/hybrid-electric/ev/ninja-e-1
◾️Z e-1公式サイト:https://www.kawasaki-motors.com/ja-jp/motorcycle/hybrid-electric/ev/z-e-1

◾️ニンジャe-1 諸元表
諸元数値全長×全幅×全高1980×685×1105mmホイールベース1370mmシート高785mm車両重量140kg(バッテリー2個含む)原動機交流同期電動機定格出力0.98kW最高出力12ps/2600-4000rpm最大トルク4.1kgm/0-1600rpmフレーム形式トレリス動力用バッテリーリチウムイオンバッテリー×2電力消費率52Wh/km一充電走行距離55km乗車定員2名車両本体価格106万7000円(税込)

◾️Z e-1 諸元表
諸元数値全長×全幅×全高1980×730×1035mmホイールベース1370mmシート高785mm車両重量135kg(バッテリー2個含む)原動機交流同期電動機定格出力0.98kW最高出力12ps/2600-4000rpm最大トルク4.1kgm/0-1600rpmフレーム形式トレリス動力用バッテリーリチウムイオンバッテリー×2電力消費率54Wh/km一充電走行距離53km乗車定員2名車両本体価格101万2000円(税込)

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