フジテレビ系報道番組「日曜報道THE PRIME」(日曜午前7時半)は19日の生放送で、タレント中居正広(52)の女性トラブルを巡り、同局が行った17日の記者会見の話題を取り上げ、レギュラーコメンテーター橋下徹氏(55)がコメントした。
番組後半、梅津弥栄子アナウンサーが、この1週間のニュースを取り上げるコーナーで「橋下さん注目は、中居正広氏の女性トラブルなど、一連の報道について、フジテレビが調査委員会を立ち上げるということを発表しました」と、橋下氏の注目するニュースであると告知。梅津アナは「中居氏と女性のトラブルについては、双方の代理人を通じて示談が成立し、守秘義務が生じているため、当事者女性の人権、そしてプライバシーに配慮して、お伝えしてまいります」と補足し、会見で港浩一社長が語った内容を説明した。
コメントを求められた橋下氏は「フジテレビは報道機関として、自らに厳しい姿勢を貫いていくべきだと思います」と提起。スポンサー離れが起きているとの報道についても触れ「今、フジテレビがやろうとしていることに関しても、視聴者の信頼を十分に獲得できていないと思うんですね。それが一種の、スポンサー企業のCM撤退ということで、シグナルが出ていると思う」と指摘した。また「テレビ報道機関として、企業の不祥事、特に政治家の不祥事、または疑惑に対しては、かなり厳しく追及してきたと思っています」とし、自らの局の疑惑も厳しく追及すべきとした。
橋下氏は「テレビ報道機関ですから、テレビの前での説明というものを僕らはずっといろんなところに言ってきたと思うんです。これは政治家に対しても」と、これまでの番組のスタンスも明示。「であればですね、フジテレビの方も、テレビの重要性というのを認識して、テレビの前でしっかり説明するということが、僕はテレビ報道機関としての役割、使命だと思います」と指摘した。その上で「今回、定例会見ということで、テレビの前での説明にはなっていませんでしたが、調査委員会の報告、結果だったり途中経緯だったり、僕はやっぱり、テレビ報道機関としてテレビの前でしっかりと視聴者の皆さん、国民の皆さんに説明することが必要不可欠だと思っています」と話した。
梅津アナは「専門性、独立性の高い弁護士に調査をしていただきまして、調査結果がまとまり次第、すみやかに公表するとしています」とフジの対応を説明。同局の松山俊行政治部長も「調査結果についてはすみやかに説明をしていくことが求められていて、その伝え方に関しても問われていると感じています。今後も必要があれば適時、公表すべきことはさまざまな機会を通じて説明、そして報道していく必要があるという風に考えます」と話した。
|
|
橋下氏は「テレビの前での説明をもし否定してしまえば、テレビ報道機関の否定にもつながりかねない。我々がテレビの前での説明をいろいろなところで求めても『いや、フジテレビだって説明しないんだったら、我々も説明しないよ』って理由に使われかねないので、そこだけは絶対に避けてもらいたいですね」と結んだ。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。