元宝塚歌劇団星組トップの柚希礼音(45)が19日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで、初のシャンソン公演「REON et Chansons(レオン・エ・シャンソン)」を行った。
99年に宝塚の初舞台を踏み、15年5月に退団して10年。芸歴25周年の節目に、初のオーチャードホールで宝塚の大先輩・越路吹雪のナンバーにのせて歌い、男性ダンサーたちと華麗に踊った。
ステージは「私の心はブァイオリン」でスタートし「枯葉」「愛の讃歌」「ろくでなし」など計19曲を披露した。
公演にあたって「卒業後、10年目のスタートは自分にとって大きな挑戦をさせて頂きます。大尊敬する越路吹雪さんの歌を歌わせていただきます。たくさんの学びと自分の中から湧き出てくる歌の心を探る旅。1日限りのコンサートを楽しんでいただけるように精いっぱい頑張ります」などととコメントしている。
語り手は市毛良枝が務め、19人編成のオーケストラと4人のダンサーを従えて新境地に挑んだ。
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宝塚退団後、声帯を痛めて手術も経験した。「どのように歌えば良いか分からなくなり、舞台で歌うことを諦めそうになった」という時期をへて、今は「やっと歌うことが楽しいと思えてきた」という。
多くの宝塚ファンを魅了してきた柚希が「挑戦だらけ」と言っていた舞台で再び輝いた一夜だった。
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