新時代に向けモデルネームの再構築を進め、偶数が電動モデルを、奇数は内燃エンジン搭載モデルを表す方針を掲げたアウディにあり、初代『A4』の発売から30年のときを経て『A5』へとファミリーネームを変更した新型『A5 Avant(アバント)』が、今春の日本導入を前に国内先行初披露。1月22〜31日までの10日間限定で『Audi City銀座』での展示が実施されている。
7月16日にドイツ本国で発表されたアウディの新型A5ファミリーは、新世代のプレミアムプラットフォームコンバッション(PPC)を採用する初めてのモデルとして、伝統のセダンとアバント、そして高性能版の“S”モデルが引き続きラインアップされる。
エクステリアでは、長いホイールベース、大きなホイール、低くスポーティなボディを備えた修正されたプロポーションに加え、サイドのパネル面で強調される彫刻的なデザインと、立体的に配置された連続したライトストリップが組み合わさることで、確かな存在感と視覚的なダイナミズムがもたらされた。
一方、新しい操作コンセプトが導入され、車両とのインタラクションを向上させたというインテリアでは、ヒューマン・セントリック・デザイン(人間中心のデザイン)を採用したうえで、さらなるデジタル化の一環としてアウディMMIディスプレイがドライバーと助手席から鮮明に見えるように配置された“デジタルステージ”などが採用される。
スリムで独立したアウディMMIパノラマディスプレイは、OLED技術を使用した曲線的なデザインとされ、11.9インチ表示スクリーンのアウディ・バーチャルコックピットと、14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成。さらに助手席のデジタルステージを補完するべく、ダッシュボードデザインに完璧に統合された10.9インチMMI助手席ディスプレイがオプションで提供される。
そんな新型A5シリーズのうち、国内で初めてお披露目されるモデルとして『A5 Avant TFSI quattro S line』が選出され、車両カラーは、本モデルにて初導入のホライズンブルーとなっている。
展示会場となるAudi City銀座(東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル1F)は、2024年12月7日にグランドオープンしたアウディブランドの最先端情報を発信する都市型ショールームとなり、試乗用にも各種モデルを取り揃えつつ、国内導入予定の最新モデルや、限定モデルの展示が行われるという。また、この10日間は新型A5のほかにも『A3』や『Q6 e-tron(欧州仕様車)』も展示される予定だ。
Audi City銀座公式サイト:https://www.audicity-ginza.jp/ja.html