65歳男性・金融資産1950万円「老後資金2000万円では、資金が底をつくのは早晩あり得る」現役時代にすべきだったこと

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2025年01月26日 20:10  All About

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どんなに貯めても不安が尽きない老後資金。実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、高知県在住65歳男性のケースを紹介します。
相次ぐ物価上昇で「もはや老後資金は2000万円では済まないのでは」と、不安が増す昨今。ただ、「現役時代にもっと貯蓄すべきだった」と嘆く人がいる一方で、「元気なうちにお金を使うべきだった」と悔やむ人がいるのも事実です。

実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、高知県在住65歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:65歳男性
同居家族構成:本人、妻(63歳)
居住地:高知県
リタイア前の雇用形態:会社役員
リタイア前の年収:550万円
現在の金融資産:預貯金950万円、リスク資産1000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金約2年、厚生年金約25年

現在の収支(月額)

老齢基礎年金(国民年金):3万6000円
老齢厚生年金(厚生年金):なし(69歳まで繰り下げ予定)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

年金以外の収入:給与収入40万円(福祉関係、フルタイム)

配偶者の収入:特別支給の老齢厚生年金50万円(年額)、給与収入180万円(年額)

ひと月の支出:約30万円

「節約していればプラス1000万円は貯められた」

現在、およそ預貯金950万円、リスク資産1000万円を保有しているという今回の投稿者。

自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと貯めておけばよかった・足りない」と回答。

その理由として、「30代から個人事業をしていたが、いま振り返ると、ずいぶんを無駄遣いしたなと思う。節約していれば1000万円は(今より多く)貯めることができたはずだし、長年払ってきた住宅ローンをもっと早期に完済できていた。今とは随分と違う展開になっていたのではないかと思う」と語っています。

「老後2000万円では足りないかもしれない」

現役時代は、老後資金として「2000万円」を目標に貯めたいと考えていたそう。

「老後資金2000万円問題のマスコミの記事を見て以来。正直それまでは、老後というイメージが湧かなかった。いつまでも自分の体力や気力が続くだろうと、錯覚していた。具体的な金額の意識はなかったと思う」と率直に語ります。

しかしながら現実に老後が近づくにつれ、老後資金はそもそも「5000万円」は必要なのではと焦りを感じているとのこと。

「2000万円だと生きる年数によって、底をつくのは早晩あり得るかなと感じる。その倍以上の額があれば、何とか持ちこたえられそうな感じがする」とあります。

「保険料を納めたうえで、NISAやiDeCoの利用を」

今の生活については金銭的に「あまり満足していない」と投稿者。

「現時点では、年金に手を付けずに生活できているので、その意味では有難い。ただし、現役時代に(年金)保険料をあまり払ってこなかったので、受給額はやはり少ない。いまから考えると、やはり払うものはちゃんと払わないといかんな、というのが正直な気持ち」とその理由を語ります。

老後資金に不安を感じている現役世代には、「老後資金2000万円というのは、なんとかクリアできそうな数字ではないかと思う。そのためには、NISAとかiDeCoとか、自分で勉強したほうがいいと思う」とアドバイスされていました。

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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 全】個人のミクロ目線ならこれは正しいが記者やメディアが、勝者が敗者の資産を奪う国策の手先になっている事に気付いているのかしら?…気付いていないのなら重症だが orz
    • イイネ!1
    • コメント 4件

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