【写真】佐藤浩市がベテラン指令管制員・堂島を演じる 『119エマージェンシーコール』第3話場面カット
本作は、消防局の通信指令センターを舞台に、指令管制員たちの“リアル”を描く群像劇。個性的な指令管制員たちが、困難な状況にチームとして立ち向かう中で、それぞれに抱える葛藤や問題をも乗り越えていく姿を活写する。
仕事中は冷静沈着な態度を崩さない紗良は仕事以外の時間もクールで、雪(清野)たち同僚との関わりを避けている。責任感が強い彼女は体調が悪い時でも、同僚の助けを借りることなく1人で乗り切ろうと奮闘する。
ある日の休憩中、紗良はベテラン指令管制員の堂島(佐藤浩市)から、雑談でもして息抜きをすることも必要と説かれ「ずうずうしくても“助けてー!”って、声に出せる奴らが、結果タフなんだよな」とアドバイスされる。
その直後、雪がスペイン語を話す女性の通報を受ける。通訳センターが混雑していて対応できないことがわかると、アメリカに留学経験があり、現在はスペイン語を学習中の紗良が「代わります」と引き受ける。ここから紗良は通報者とスペイン語を交えた英語で会話。通報の内容と場所を特定しようとする。
しかし場所の特定に時間がかかってしまうと、紗良は通報者に対して英語の“Help me”に相当する“助けて”という日本語を教え、それを叫び続けるよう指示。“必ず助けがやってくる”と紗良が励ますと、通報者は言われた通りに「助けて」と連呼。そしてこの声を聞いて駆けつけた通行人が電話を代わったことで、場所の特定に成功するのだった。
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