《批判が飛び火の懸念も》秋篠宮さま 名誉総裁を務める「大阪万博」にほとんど言及されない「裏事情」

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2025年02月05日 06:10  web女性自身

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「(品種改良には)どういう苦労があるのでしょうか?」



バラの生産者に、そう尋ねられた紀子さま。1月31日、秋篠宮ご夫妻と佳子さまは、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開催中の「第73回関東東海花の展覧会」をご覧になった。



皇室担当記者はこう語る。



「ご家族3人でのご出席という、なごやかな場面であるにもかかわらず、ネットには“仲がよさそうに見えないのはなぜだろう”“円満家族を演出ですか”といった辛辣なコメントも見受けられました。秋篠宮ご一家の人気回復はまだ途上ということでしょう。



さらに皇嗣である秋篠宮さまの権威を失墜させかねないイベントも近づいており、皇嗣職も頭を悩ませているのです」



きたる4月13日から約半年間、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が開催される。秋篠宮さまはその名誉総裁を務められているのだ。



「日本で万博が開催されるのは20年ぶりです。万博では皇太子が名誉総裁を務めるのが慣例となっており、’85年のつくば万博は上皇さま、’05年の愛知万博は天皇陛下がお務めになっています。



そこで大阪・関西万博は皇嗣である秋篠宮さまが’23年4月に就任されたのです」(前出・皇室担当記者)



一大国際イベントであり、ニュースで取り上げられる頻度が高いにもかかわらず、秋篠宮さまが万博について発信される機会は少なく、昨年11月のお誕生日に際しての記者会見でも言及されていない。



その理由について宮内庁関係者はこう話す。



「愛知万博開催の際には、その3年前に、『2005年「愛・地球博」の集い』という行事が開催され、天皇皇后両陛下や小泉純一郎首相(当時)も出席しています。



今回は、秋篠宮さまがそういった行事へ参加されていないだけではなく、宮内庁も“皇室による万博への関与”について慎重になっているのです。大阪・関西万博については開催について、否定的な見方を示す国民も多いのが現状だからです」



万博を巡っては、ネガティブなニュースが目立ってきた。



「三菱総合研究所が昨年12月に発表した意識調査結果によれば、万博に『行きたい』と答えた人は10月時点で24.0%にすぎず、その半年前の調査からも3.0ポイント減少していました。



実際、チケットの売れ行きも芳しくありません。前売り入場券の販売枚数は目標の半分程度なのです。企業が関係者に配布したと思われるチケットも、大手フリーマーケットサイトなどで、正規の値段より安く出品されています。(※万博の公式サイトには「お客様の権利を保護するため、チケットの不正転売を禁止します」などと記載されている)



建設費の増加も問題視されてきました。人件費や建築資材の高騰もあり、当初は1250億円だったのが、ほぼ倍の2350億円にも膨らみ、“税金の無駄遣いでは”といった批判も上がっているのです。



20年前の愛知万博は会場の規模を計画よりも縮小するなどの工夫で、最終的に130億円の黒字となりました。しかし大阪・関西万博は“赤字危機”も指摘されており、その場合、どのように補てんされるのかも不透明という問題も残されているのです」(全国紙社会部記者)





■万博と秋篠宮邸の“建設費が高騰”という共通点



万博と皇室について、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは次のように語る。



「明治期から万博は国家的行事として、皇室も深く関わってきました。それが日本の発展を支えてきたことは否定できません。



しかしオリンピック同様に万博も規模が拡大したことで、商業主義的な運営も目立つようになり、公平で中立であるべきである皇室が関わるには難しい面も表れています。



万博開催期間中は、多くの国から王族や要人が訪れ、天皇皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻が接遇されるでしょう。国民感覚からすれば莫大な金額を投じて改修工事が行われた秋篠宮邸も、そうした接遇の会場となります。



しかし、接遇に必要以上の予算をかけるなど、過剰に華美な印象となれば、建設費が高騰した万博と秋篠宮邸を重ね合わせて見る国民が現れる可能性があり、“秋篠宮家は税金を無駄遣いしている”という批判が再燃する危険もあると思います」



紀子さまや皇嗣職が懸念しているのも、万博と秋篠宮家のそれぞれのネガティブイメージが結びついてしまうことなのだという。



前出の宮内庁関係者は嘆息する。



「宮内庁としても、万博への批判が名誉総裁である秋篠宮さまにも向いてしまうことは絶対に避けねばならないのです。特に大幅な赤字が生じてしまったとき、秋篠宮さまの権威失墜につながる事態を憂慮しています。



現在、開会式には秋篠宮ご夫妻だけではなく、天皇皇后両陛下のご臨席も検討されています。しかし、それ以降の皇室の方々のご参加は、万博の盛り上がり方や、国民の声なども勘案しながら判断していくことになるでしょう」



苦悩される紀子さま。万博への支持を高めながら、皇嗣家の威信を取り戻す一手は、果たして見つかるのだろうか。

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