53歳の男。慢性腎臓病と判断され、障害者1級になり1年前から障害年金を受給。働きに出た場合、障害年金は支給停止となりますか?

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2025年02月05日 18:31  All About

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年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、働きながら障害年金を受給できるのかについて、専門家が解説します。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、働きながら障害年金を受給できるのかについてです。

Q:53歳の男。慢性腎臓病と判断され、障害者1級になり1年前から障害年金を受給。働きに出た場合、障害年金は支給停止となりますか?

「私は、53歳の男です。約2年前から慢性腎臓病と判断され、障害者1級になり1年前から障害年金を受給してます。いわゆる人工透析で週に3回、約4時間透析しております。障害年金を受給しながら、働きに出た場合、障害年金は支給停止となってしまうのでしょうか?」(しんのすけさん)

A:障害年金を受給しながら働いても、障害年金は支給停止にはなりません

相談者「しんのすけ」さんは、働きにでて給与をもらったら、障害年金の支給停止や年収の制限はあるのかとご心配とのこと。働いたことによって障害年金が支給停止になることや、年収によって障害年金が支給停止はなることはありません。

障害年金の金額が少なくなる可能性があるのは、障害等級の更新の時(更新のタイミングは病気の種類や状態によります。次の更新については年金事務所で確認できます)の診断書で障害の状態が軽減したと認定された場合です。医師からの診断書により障害等級が判定されます。

働き始めたからといって必ずしも障害年金が支給停止になるわけではありません。支給停止になるかどうかは病気や障害の状態によります。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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