DXの必要性に各企業が迫られる一方で、人手不足などもあって各社はIT人材をいかに確保するか頭を悩ませている。
従来のように正社員として雇う以外に、副業人材なども活用する必要性が高まっている中、IT人材はどれくらい副業に興味を持っているのか。レバテック(東京都渋谷区)が調査結果を発表し、約4割が興味を持っていることが分かった。また、副業経験がある人は2割未満にとどまった。
「とても興味がある」(15.8%)と「やや興味がある」(28.2%)を合わせ、4割超のIT人材が興味を持っている結果に。理由の1位は「収入源を増やしたいから」(86.0%)だった。2位は「スキルアップしたいから」(31.5%)、3位は「自身のスキルを試したいから」(16.4%)が続いた。
副業経験がある人は14.3%だった。開始時期では「1〜3年前」(35.5%)と回答した人が最も多く「過去1年以内」(25.7%)と「5年以上前」(24.3%)が続いた。
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●副業収入と稼働時間はどれくらい?
副業で得ている毎月の収入では「1万〜5万円未満」(38.1%)と回答した人が最多。以下は「5万〜10万円未満」(22.0%)、「1万円未満」(15.2%)が続いた。1週間当たりの稼働時間では「5〜10時間未満」(36.7%)、「5時間未満」(35.0%)が上位を占めた。
所属する企業が副業を許容していると回答した人は47.5%で、少数派だった。副業に興味があるものの踏み出せない理由の1位は「時間的余裕がない」(52.3%)や「体力的に余裕がない」(31.3%)といった、本業の負担に関連する意見が目立った。「会社で禁止されている」(36.6%)と回答した人も4割ほどを占めた。
20〜59歳のIT人材3000人を対象に、インターネットで調査した。期間は2024年11月22〜29日。
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