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2月5日、『M-1グランプリ2024』ファイナリストの『ダイタク』吉本大と、フジテレビ系で放送されている若手育成番組『ハチミツ!!』などに出演する『9番街レトロ』なかむら★しゅんが、日本国内からの利用が禁止されているオンラインカジノに関与した疑いで、警視庁から事情聴取を受けていることが明らかになった。
「1月下旬から2人が出演する番組や賞レースへの出演が突如、見合わせになったことからお笑いファンを中心にその理由に注目が集まっていました」(お笑いライター)
岡崎慎司がアンバサダーを務めるCM
人気急上昇中の2組とありSNS上では残念がるファンが多いものの、
《吉本芸人の闇カジノしっかりと取り締まってくれ》
という声も。パチンコライターはオンラインカジノについてこう指摘する。
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「吉本芸人の2人が利用したサイトは具体的には発表されていませんが、海外では合法で運用されているオンラインカジノサイトの可能性が高いでしょう。海外ではスポーツベッティングとカジノを一緒に楽しめるサービスも多いですからね。リアルマネーを賭けない無料版に関しては日本でも“ゲーム”扱いになるため、スポーツ専門の動画配信サイト『DAZN』などで現在もCMが流れています」
『DAZN』では元サッカー日本代表の岡崎慎司がイメージキャラクターを務めるオンラインカジノサービス『Bee Bet』のCMを現在も放映中。
'21年から'23年までは吉田麻也がアンバサダーを務める『ベラジョン』のCMが放送されていた。そのため吉本芸人のオンラインカジノ関与のニュースが報じられると、
《オンラインカジノが違法なのを知らなかったよ。BSとか観ていたら出てくるCMやっているとこなら大丈夫?》
《DAZNとか吉田麻也とか岡崎慎司とか被害者を増やすのに貢献していた人たちは糾弾されるべきでは? 無料版は(日本では)違法版の導入になっているんだろ?》
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と、CMで流れていたから問題ないと思っていた人や、流していた放送局などに苦言を呈する声も。
「'16年にバトミントンの桃田賢斗選手らが通っていて問題になった闇カジノ店などは、反社会的勢力が運営。摘発されないように一見さんはお断りなど入店するハードルも高く、通っている客たちも違法だと分かった上で違法賭博を行なっています」(同・パチンコライター)
オンラインカジノが若い世代を中心に急速に広がっている背景
一方、海外のオンラインカジノに関しては、サッカーチームのスポンサーを務めるなど、合法的なものとして親しまれている。日本で言うところのスポーツくじ『toto』のようなものだという。
「日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪だと警察庁のサイトでも注意喚起されているにも関わらず海外チームのスポンサーになっているほか、国内でもCMが流れていることで、多くのユーザーは日本国内からの利用も“グレー”という認識。若い世代を中心に急速に広がっていることも問題視されています」(同・パチンコライター)
1月29日には東京五輪の卓球男子団体で銅メダルを獲得した丹羽孝希選手が海外のオンラインカジノサイトで賭けていたことが発覚し、書類送検されたばかり。オンラインカジノサービス『Bee Bet』の公式サイトでも、
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《ビーベット(Beebet)はキュラソーライセンスを取得しているオンラインカジノで、違法ではありません。しかし、オンラインカジノの利用に関する法律は地域により異なり、日本国内からビーベットをプレイした場合は、違法性が認められる可能性があります。日本には賭博法があり、国内でのギャンブル開帳や利用は禁止されています》
と記されている。
「海外ではスポーツベッティングの売り上げがスポーツ産業の発展に大きく貢献していることから、日本でも解禁すべきという声も年々高まっています。しかし現段階では禁止されている上、海外のオンラインカジノがマネーロンダリング(資金洗浄)に利用される可能性も指摘されている。
有名人である丹羽選手を書類送検したり吉本芸人から事情聴取を行うことで、警察庁としても海外のオンラインカジノの違法性を強く訴えたい狙いが感じられます」(全国紙社会部記者)
芸人の一部ファンからは「オンラインカジノぐらいで……」という声も上がっているものの、今回の騒動をきっかけに違法行為であることが若い世代にも広まることを願いたい。