『野生の島のロズ』Ⓒ2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.アカデミー賞3部門ノミネートのアニメーション映画『野生の島のロズ』から、綾瀬はるか(ロズ役)、柄本佑(チャッカリ役)、監督クリス・サンダースが初鼎談、本作の魅力やキャラクターを深堀りするスペシャルインタビュー映像が公開されている。
本作は、野生の島で起動した最新型アシストロボットの「ロズ」に、ひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく物語。
監督・脚本は、ディズニーで経験を積み『リロ&スティッチ』の監督を務め、ドリームワークスで『ヒックとドラゴン』などを手掛けてきたクリス・サンダースが務めた。
日本語吹替版でロボットのロズ役を務めた綾瀬と、キツネのチャッカリ役の柄本、そして来日中のクリス・サンダース監督との初鼎談が実現し、特別インタビュー映像が公開された。
まず、『野生の島のロズ』の製作で一番心掛けていたことや、本作に込めたメッセージについて、クリス・サンダース監督は「実はキャリアの中でも、こんなに公開することが、観客の方と映画を分かち合うことにワクワクしている作品はないんです。原作が本当に素敵で、すごくパワフルなテーマをたくさん持っています。だから、それをしっかりと映画でお届けすることに責任を感じていました」と真剣な表情で語る。
そんな本作を鑑賞した感想について、アシスト・ロボットのロズ役を演じた綾瀬は、「始めはプログラムされているロボットのロズが、野生の島でひな鳥やチャッカリに出会って、いろんな感情が芽生えていきます。ロズがみんなに愛を与えて、最後はその愛をみんなが返してくれるというすごく良いサイクルができています」と語る。
そして、「最後はロズがいなくてはならない存在になっていく過程が、すごく丁寧に描かれているところに感動しました」と、ロズと動物たちの描き方に感動したことを明かした。
また、キツネのチャッカリ役を演じた柄本が、「この作品の持つ純度の高さと言いますか、めちゃくちゃピュアな映画だなと思っています。監督に、そのピュアさを保っている秘訣は何かあるのかを聞いてみたいなって思っています」と問いかける。
監督は「もともと純度がすごく高いストーリーでした。物語的にも気が散ることなく、すぐ核心に入ることができるし、またロズに関しても、例えば年齢や、どこから来たのか、という情報が一切ないので、気を散らせることなく純粋に彼女を見ることができるというのが、ストーリーやフィーリングの純度につながっていると思います」と回答した。
続いて、ロズのキャラクターについて、監督は「すごくポジティブで、心が美しく、常に良いことをしようと思っているところが、素敵なキャラクターだと思います」とコメント。そんなロズを演じた綾瀬は「本当にみんなのために一生懸命注いでいるところが好きです」と言う。
最後に、柄本は「とにかく純度の高い、壮大な映画になっています。前情報があってもなくても楽しんでいただける作品となっていると思いますので、ぜひぜひ劇場に足を運んでいただければと思います」とコメント。
綾瀬は「登場動物たち、本当にどのキャラクターも愛おしくてかわいくて、大好きになるキャラクターです。映像も音楽も素晴らしく、最後にロズの大きな愛でみんなを包み込んでいく感じが、観ていて一緒に包まれるような、そしてロズみたいになりたいなって思えるような部分があります。心がすごく温かく、大事なことに改めて気づくような、そういう作品になっていると思います」とアピール。
クリス・サンダース監督は「『野生の島のロズ』は私が非常に誇りに思っているプロジェクトです。特に声優のパフォーマンスは素晴らしく、音楽も同様です。皆さんが大好きになってくれる映画だと思います。ぜひご覧になってください」と、メッセージを送った。
『野生の島のロズ』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。
(シネマカフェ編集部)