ブライトン戦を負傷で欠場したジャクソン [写真]=Getty Images チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、セネガル代表FWニコラス・ジャクソンの重要性を強調した。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
FAカップ4回戦が8日に行われ、チェルシーはブライトンと対戦。5分にコール・パーマーのクロスがゴール方向に向かうと相手GKが防ぎきれず、オウンゴールで先制したものの、12分に追いつかれると、57分には三笘薫に勝ち越しゴールを奪われ、1−2で逆転負けを喫した。
3日に行われた前節ウェストハム戦(○2−1)でジャクソンとU−19スペイン代表FWマルク・グイウが負傷してしまったため、本職のストライカーがいなくなってしまったチェルシーは、この試合フランス代表FWクリストファー・エンクンクを起用したものの、『スカイスポーツ』によると、タッチ数は先発出場した選手の中で2番目に少ない33回に終わり、1本もシュートを打つことができずに終わっていた。
度々決定機を逃していることから、批判されることが多いものの、ここまで公式戦24試合の出場で9ゴール5アシストを記録しているジャクソンが欠場したことは大きな痛手だったかと、試合後に聞かれたマレスカ監督は同選手の重要性を強調した。
「そうだね。時々、その選手がどれだけ重要かを知るには、その選手なしで試合をする必要があると思う。ニコについては何度も言ってきた。彼はボールがあってもなくても重要な選手だ。ボールがない時には彼のインテンシティーとプレッシャーのかけ方は常に非常に優れている。そして、ボールがある時は常に脅威になっている」
さらに、突如として攻撃陣に負傷者が出たことから、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスをミランにレンタル移籍させたことを後悔しているかと聞かれたマレスカ監督だが、「ジョアンがいなくて寂しくは思っていない」とこの意見を否定し、次のように続けた。
「ジョアンはそこ(ミラン)で幸せだろうし、ジョアンがそこで幸せにしていることを私たちも嬉しく思っている。唯一言えることは移籍市場最終日にストライカーが2人も負傷するとは誰も予想していなかったことだ。残念ながら、こんなことが起きるとはあまり考えていなかった。でも、ニコは近いうちに復帰できるだろう」
なお、グイウはしばらく離脱となることが明らかになっていたなか、どのくらいでジャクソンは復帰できるのかという問いにマレスカ監督は「長くはかからない。だが、次の試合に出場できるかは見ていくしかない」と14日にプレミアリーグ第25節で再びブライトンと対戦する試合に同選手が出場できるかはまだわからないと語った。
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