トッテナムを率いるポステコグルー監督 [写真]=Getty Images トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、選手たちを擁護した。9日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
FAカップ4回戦が9日に行われ、トッテナムは敵地でアストン・ヴィラと対戦。試合開始わずか57秒で先制点を許すと、64分にも追加点を奪われ、90+1分に今冬加入のマティス・テルが初ゴールを決めたものの、追いつくことはできず。1−2で敗れ、敗退となった。
6日に行われたカラバオ・カップ準決勝セカンドレグでリヴァプールに0−4で敗れ、2試合合計1−4で敗退となっていたトッテナムはこの結果、プレミアリーグでは暫定14位と低迷していることから、タイトル獲得の可能性は、決勝トーナメントに進出したヨーロッパリーグ(EL)のみに絞られることとなった。
負傷者が続出して選手のやりくりが難しいなか、サポーターの不満の標的はポステコグルー監督ではなく、チームへの投資不足などを理由にオーナーのダニエル・レヴィ会長に向けられている模様で、この試合のアウェイ席からは「レヴィを退任させろ」といった内容のチャントも聞こえる事態となってしまっている。
試合後、ポステコグルー監督は「人々は私を裁くことができる。私の仕事が悪かったとか、私にそのような能力がないとか、何でも言うことができる。それは構わないことだ」と責任は自分にあることを強調しながら、負傷者が続出しているなか、厳しい日程でも懸命に戦っている選手たちを断固として擁護する姿勢を示した。
「私が言いたいのは現時点で選手たちのパフォーマンスを批判することはできないということだ。彼らが直面している極限の状況下で現在何をしているかを測ったとしても、あなたの分析は偏っていて客観的ではないと思う」
「私を追い出すためなら、それで構わない。それは素晴らしいことで、何度でもやってみたらいい。しかし、ここにいる選手たちに関して言えば、彼らがこの2カ月半で発揮してきたことは傑出している」
【ハイライト動画】アストン・ヴィラvsトッテナム