レッドブル期待の育成リンドブラッド、F1参戦資格の取得に向けライセンスポイントの基準をクリア。今季はFP1に出場か

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2025年02月11日 15:20  AUTOSPORT web

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2024年FIA F3第7ラウンド シルバーストン 優勝したアービッド・リンドブラッド(プレマ・レーシング)
 レッドブルの育成ドライバー、アービッド・リンドブラッドが、フォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権のタイトルを獲得、F1に参戦するために必要なスーパーライセンスの申請条件であるライセンスポイント40点の基準を超えた。

 17歳イギリス出身のリンドブラッドは、冬季に行われたフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権で15戦中6勝を挙げ、2位と56ポイント差の370ポイントを獲得してシーズンを終えた。チャンピオンになったことで、リンドブラッドはスーパーライセンスポイント18点を獲得した。2023年のイタリアF4でランキング3位、2024年FIA F3でランキング4位をいう成果を挙げているため、3年間に合計40点以上という基準を満たすことになる。

 2007年8月8日生まれのリンドブラッドは現在17歳。スーパーライセンス取得のための年齢制限は18歳以上だが、昨年の規定変更により、17歳でも一定の条件を満たすと判断されれば、ライセンスが付与される場合もある。

 リンドブラッドは、スウェーデン人の父親、インド系の母親を持つものの、イギリスで生まれ、イギリスのライセンスでレースをすることを選択した。カートに乗っている段階で、レッドブル・ジュニアドライバー・プログラムに迎え入れられ、ヘルムート・マルコの方針に従って育てられてきた。2025年にはFIA F2にカンポス・レーシングから参戦することが決まっている。

 今年、レーシングブルズ/RBは、旧型車を使ったテストにリンドブラッドを参加させる予定で、彼はイモラ、ポール・リカール、ハンガロリンクで走ることになるかもしれない。また、ルーキー起用規則に基づき、F1ウイークエンドのフリープラクティスにも出場する可能性がある。

 スーパーライセンスの取得条件には、公式セッションあるいはテストにおいて、F1マシンで300kmを走行しなければならないというものがある。

 2025年中にすべての条件を満たせば、リンドブラッドは、2026年のレーシングブルズのレースドライバー候補として検討されるかもしれない。

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