過去のトラウマは子宮内膜症の発症に関与する

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2025年02月12日 16:00  妊活・卵活ニュース

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子宮内膜症の発症に関与するもの
2月5日、国際的な研究チームは、「JAMA Psychiatry」にて、トラウマ体験(心的外傷的出来事)と子宮内膜症には関連性があると発表した。

子宮内膜症の女性はトラウマを抱えている可能性が高く、子宮内膜症は幼少期および成人期以降のトラウマ体験や強いストレスを伴う出来事と関連しているという。

過去のトラウマ体験と子宮内膜症における関係性
研究チームは、子宮内膜症の女性8276人(平均年齢53.2歳)を対象に過去のトラウマ体験と子宮内膜症における関係性について検証した。

子宮内膜症でない女性240117人(平均年齢56.5歳)と比較したところ、子宮内膜症の女性では、幼少期および成人期以降にトラウマや強烈なショックやストレスを伴う出来事を体験しているケースが多く報告された。

なかでも、情緒的・精神的、身体的、性的トラウマと子宮内膜症において関連性が認められた。また、遺伝的相関(rg)解析を通じて、子宮内膜症と複数のトラウマ関連の障がいや問題に多面的作用が示され、心的外傷後ストレス障がいや小児期の虐待との強い遺伝的相関が報告された。

これより、研究チームは、子宮内膜症を発症するリスクがある女性を特定するうえで、過去のトラウマ体験は予測因子になる可能性があると示唆する。

(画像はJAMA Networkより)

JAMA Network

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