「第67回ブルーリボン賞」授賞式で初対面となった河合優実、小泉今日子(C)モデルプレス【モデルプレス=2025/02/12】女優の河合優実が「第67回ブルーリボン賞」主演女優賞を受賞し、12日に都内で行われた授賞式に登壇した。
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2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフに映像化した「あんのこと」では、機能不全家族で育ち、父親を知らず、母親から日常的に虐待を受けている少女・香川杏を、史上最年少でのベルリン国際映画祭出品を果たした山中瑶子氏が監督を務めた「ナミビアの砂漠」では、“世の中も人生も全部つまらない”と、やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている女性・カナを演じた河合。2作の演技が評価され、主演女優賞を受賞した。なお、「ブルーリボン賞」は2021年度の新人賞ぶりとなる。
「新人賞の時はコロナ禍で授賞式がなかったので、この場に来られたこと、すごく嬉しく思っています。個人に頂いた賞ではあるんですけれども、本当に作品との出会いが全て導いてくれたことだと思っていて。昨年は『あんのこと』という映画と『ナミビアの砂漠』という映画に、この2本を本当にみんなで志を持って一生懸命作り入れたことが、今の自分に勇気を与えてくれているなと思っています。いろんなことを、自分のことも信じるということがすごく難しいような時というか、そういうことがたくさん起こってるなっていうのは思うんですけども、それでもなんとか映画を通して届けるっていうことをやってみたいなと思っているので、これからも楽しんでやっていきたいと思います」と胸中を語った。
また、河合は2024年にCMで、助演女優賞を受賞し同日ともに登壇した小泉今日子の名曲「なんてったってアイドル」をカバー。2人はTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」にも出演していたが、共演シーンはなかったため今回が初対面となった。これを受け、司会の吉永小百合が「せっかくなのでちょっと2人で中央に…」と提案すると、スタッフはすかさず舞台上のスタンドマイクをどかし、2人がセンターに並ぶ形に。司会の神木隆之介も「シャッターチャンスですよ!」と呼びかけ、フラッシュが飛び交った。
そして小泉は「テレビを観ていて、コマーシャルが流れた時はとても嬉しかったですし『不適切にもほどがある!』の時はお会いできなかったけど、いつも楽しく観てました。また共演できる日がくると嬉しいです」とメッセージを送ると、河合も「ありがとうございます」とにっこり。その後、2人が舞台から去ると「いや、すごい2ショットですね!皆さん大丈夫ですか?撮れましたかね?」と報道陣を気遣う神木の呼びかけもあった。
◆ブルーリボン賞とは
在京スポーツ新聞7社で構成される東京映画記者会が選考する映画賞「ブルーリボン賞」。青空の下で取材するスポーツ紙記者が選考し、賞状に青いリボンを巻いて贈呈している。1950年に創設され、中断期間がありながら、今年で67回目を迎えた。映画に取り組む姿勢や人柄も選考に含まれるのが特徴だ。(modelpress編集部)
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