ラスベガスで2人だけの結婚式『ANORA アノーラ』“人生最高の日”の本編映像

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2025年02月13日 17:01  cinemacafe.net

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『ANORA アノーラ』©2024 Focus Features LLC. All Rights Reserved. ©Universal Pictures
現代のアンチ・シンデレラストーリー『ANORA アノーラ』から、アノーラと御曹司のラスベガス結婚式の本編映像が解禁となった。

先日「第30回クリティクス・チョイス・アワード」で作品賞、「第77回全米監督協会賞」でショーン・ベイカー監督が長編映画監督賞、「第36回米製作者組合賞」で作品賞を受賞し、アカデミー賞作品賞最有力候補と目されている本作。第97回アカデミー賞では作品賞をはじめ、主演女優賞(マイキー・マディソン)、助演男優賞(ユーリー・ボリソフ)、監督賞、脚本賞、編集賞の6部門にノミネートされている。

この度解禁する本編映像は、主人公のアニーことストリップダンサーのアノーラ(マイキー・マディソン)が、ロシアの新興財閥の御曹司イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)と結婚式を挙げる幸せ絶頂のシーン。

共に楽しい時間を過ごすうちに恋に落ちた“契約彼女”アニーとその雇い主イヴァンが、勢いのまま旅先のラスベガスの教会で式をあげる様子が収められている。

この教会は、24時間営業でいつでも車で乗り付けて挙式ができる「ドライブスルー教会」として有名で、ブリトニー・スピアーズやマイケル・ジョーダンらがここで結婚式をあげている。

挙式の後、アニーとイヴァンは“世界は2人を中心に回っている”と言わんばかりに路上で抱き合い踊るが、ここで流れる曲は「TAKE THAT」の「Greatest Day」。“今日は人生の最高の日になる〜ほら、今夜世界が動き始める”という歌詞がぴったりくる、多幸感たっぷりの映像だ。

定石通りの物語ならここでハッピーエンド。しかし、現代のシンデレラストーリーは決してここで終わらない。『プリティ・ウーマン』さながらに御曹司と恋に落ちたアノーラに待ち受ける未来とは――?

本国でも絶賛が相次いだ本作だが、日本でもいち早く作品を見た著名人たちから絶賛のコメントが到着。昨年、カンヌ国際映画祭で審査員も務めた是枝裕和監督は、「ショーン・ベイカー監督の人間愛を体現した全ての登場人物に拍手を!」と称賛。

俳優の長谷川京子は「全ての女の子、女性に観て欲しい。〜本当のあなたは?」と、問いかける。

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の脚本家・吉田恵里香も「今までエンタメがキラキラとコーティングをして目を瞑ってきたものの中には、あらゆる社会問題と女性蔑視が詰まっている」とし、「『目を瞑らすな、言い訳するな』と、セックスワーカーを描き続けてきたショーン・ベイカーから突き付けられた気がしました」と述べている。

ほかにも「アニーは、物語のためにいるんじゃない。物語のほうが、アニーに伴走する悦びを味わうときが来たのだ」(戸田真琴)、「アノーラと一緒に飲んで語りたい!」(バービー)、「勝手に戦友みたいな気持ちで、ふざけんなよ…!と爪が食い込むほどに拳を握っていた」(宇垣美里)など、主人公のアノーラに共鳴した著名人からのコメントが続々。

森田望智(俳優)は「魔法が解けてようやくアノーラの物語の1ページ目をめくることができるラストシーン。こんな歪で美しいシンデレラストーリーをずっと観てみたかった気がします」とのコメントを寄せている。

『ANORA アノーラ』は2月28日(金)より全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)

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