2月13日から’11年放送のフジテレビのドラマ『BOSS』シーズン2の再放送が始まった。天海祐希(57)主演の人気ドラマとあってネット上では歓喜の声が上がっているが、実はブレイク前の“朝ドラ女優”が超脇役で出演している。
天海演じる、米国から帰国した訳ありの元女性キャリア・大澤絵里子が主人公の同作。大澤は警視庁捜査一課に新設された「特別犯罪対策室」の室長に抜てきされるが、実は集められたメンバーは一癖も二癖もある警察内の“問題児”たち。そんな彼らを“BOSS”として、優秀な捜査チームにまとめあげながら難事件を続々と解決していくというストーリーだ。’09年に放送された1stシーズンは、最高視聴率20.7%を記録。「日本民間放送連盟賞 テレビドラマ種目」で優秀賞を受賞した。
2ndシーズンは、大澤が率いる特別犯罪対策室が、日本中を震え上がらせる驚がくの事件に立ち向かうという展開。前回シーズンで解散させた捜査チームが再び集結することになるため、主要メンバーの現在がテンポよく映し出される。
第1話では、溝端淳平(35)演じる交番勤務の花形一平巡査が交番内で女子高生ギャル2人を万引きで補導していると思われるシーンが流れるのだが、花形巡査をおちょくるギャルの1人が、今をときめく女優の伊藤沙莉(30)なのだ。
’03年に9歳でドラマ『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』(日本テレビ系)に出演し、子役デビューした伊藤は、’05年には天海主演の『女王の教室』(日本テレビ系)に出演。天海が担任の6年3組の児童役として出演し、志田未来(31)演じる主人公の友人ながら、あるきっかけでいじめる側に回ってしまう田中桃役を務めた。
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伊藤は後にテレビ番組で当時を振り返り、天海から「あなたはカメラが自分に向いてないときでも、必ずしっかりお芝居をしている。いつか誰かが見つけてくれるから、手を抜いたり気を抜いたりしないで。あなたは素敵だから、ずっとそのままでいて」と声をかけられたエピソードを告白している。
「伊藤さんのブレイクのきっかけは’17年のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』で演じた米屋の娘・米子役。米屋の娘なのにパン好きという明るくテンポのいいキャラクターで注目が高まりました。その後は、高い演技力が評価され、ドラマ、映画、舞台で活躍。’24年には連続テレビ小説『虎に翼』でヒロインに大抜擢されました。
『BOSS』に出演した’11年には、戸田恵梨香(36)と三浦春馬主演の月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)にも出演しています。学園もので、生徒役には菅田将暉(31)や武井咲(31)、剛力彩芽(32)、広瀬アリス(30)、中島健人(30)など錚々たるメンバーが出演していましたが、伊藤さんは“その他の生徒”として出演していた時代です」
天海から送られた金言通りに“その他の生徒”や“ギャル”を真摯に演じてきたからこその今がある、伊藤の軌跡が垣間見える。
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