昨年12月、約12年ぶりにソロ活動を再始動したHey!Say!JUMP山田涼介(31)が、初のソロツアー「RED Ryosuke Yamada LIVE TOUR 2025」を開催することが14日、分かった。4月16日発売のアルバム「RED」を引っさげ、4月から全国6都市13公演をまわるアリーナツアーとなる。このほど日刊スポーツなどの取材に応じ、ソロ活動を再開した背景について言及した。
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ソロ活動の再開は環境の変化はもちろん、Hey!Say!JUMPのメンバーへの「安心感」に背中を押されたことも大きいという。07年にグループとしてデビューし、13年1月に山田は「ミステリー ヴァージン」でソロデビューを飾った。当時について「12年前はグループのことで頭いっぱいでした」と回想。「ソロ活動にネガティブなイメージしか持ってなかったので、12年間してこなかった」とも明かした。 “ネガティブ”の意味は「もっと全員で足並みそろえて歩きたいと思っていた自分がいた」と明かす。ただ、この12年間で8人おのおのが役者業やバラエティーなど多様なジャンルで躍進。個々がしっかりと根を張り、グループという大樹を支えている。「それぞれが自分の色を見いだしていろんな活動していく中、『自分の色ってなんだろう』ってなった時に、アーティストのソロ活動する場があるのであればどんどんチャレンジしていきたいなと思いました」と心境も変化。「今はみんなで足並みをそろえて前に進んでいるのをすごく感じる。安心して『行ってきます』とできるというか。何の不安もないです」と言葉によどみはない。
“ホーム”あってこその自分。メンバーの存在は心強い。「この前『Mステ』に出させて頂いた時、メンバーがいないさびしさを感じましたし、『Mステ』を見てメンバーが『かっこよかった』って話してくれたり、連絡くれたり。ソロ活動に対してすごく背中を押してくれている」と感謝は尽きない。「家があるから1人暮らしできる、みたいな。ソロで吸収できるものとグループで吸収できるものってまたちょっと違うと思う。ソロで吸収したエッセンスみたいなものを、Hey!Say!JUMPに持ち帰った時、どういう化学反応が生まれるのか。グループに帰った時にメンバーみんなで話せれば良いなと思います」。グループ活動で応用できそうなものは、逐一共有。発展と好循環を期待する。
がらりと変わる、ソロの環境と生き生きと向き合う。「歌に関して言えばHey!Say!JUMPは8分の1。ソロは完全1人。曲選びが難しいんですよね。(グループは)クロスして成り立つけど、俺1人じゃ歌えないな、とかそういうところも含めて新しい発見。当たり前のことに気付かされることも多い」としつつ「どっちも楽しいですよ」とほほ笑む。「全責任が自分、って背負う感じもヒリヒリしていて楽しいです。だからこそ、グループに帰ったときにすごく安心感もあるし『ちょっとここ任せる』ってできる。その違いを楽しんでいる時期なのかなと思います」。 昨年12月24日に配信したデジタルシングル『SWITCH』は、キャッチーな歌詞で早くも話題になった。今月19日にはセカンドシングル「snowmoon」の配信も控える。「毎日レコーディングがありますし、毎日常にイヤホンで自分の曲を聴く毎日。大変っちゃ大変ですけど、大変と言うより、本当に楽しみでしかない」と声は高ぶる。「仕事が楽しくてしょうがない時期です」。ファンの期待に応える、エンターテインメントを届ける。【望月千草】
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