「一括投資も併用」30歳・年収560万円男性が約4年オルカンに積立投資したらどうなった？

2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

30歳・年収560万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は？

今回は三重県に住む30歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

家族構成

本人、妻（28歳）

金融資産

世帯年収：本人560万円、配偶者不明
世帯金融資産：現預金3000万円、リスク資産2000万円

リスク資産の内訳

・投資信託：1600万円
・FX：400万円

積立投資実績

（※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載）
・eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）／NISA：2020年から

2020年から「約4年」オール・カントリーに積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

現在は「月5万円」を積み立てているとのこと。

2021年には特定口座で別途1000万円以上の金額を一括投資をしたそうで、投稿のあった2024年9月時点の運用実績については、全体で「元本1400万円→運用益込1600万円」。

一括投資で得た利益はすでに現金化しているようですが、それでも200万円ほど含み益が残っている様子です。

「（開始時）コロナショックで20％ほど含み損が出たが、しばらく待ったら元本が回復して含み益がかなり出るようになった。元々親からの贈与金をどうするか迷っていたが、（その資金のおかげで）投資を始めて資産を増やすことができた」とあります。

30歳・年収560万円会社員男性の思う積立投資のメリットは？

ご自身の性格やクセ、習性を伺うと、「基本的にケチな性格で、無駄遣いはしない」という投稿者。

積立投資を始めてよかった点として、「普段の買い物（で支出）を抑えた分を投資に回せると思い、節約してきた。注意して経済ニュースを見て、ざっくり世界情勢が分かるようになった」とのこと。

これから積立投資を始める人へは、「一時的にお金が減っても続けていくことが大切」とアドバイスします。

今後は「定年までずっと積み立てを続けて、定年からは一定の割合で取り崩していく予定」と語られていました。

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(文:あるじゃん 編集部)