
ビール大手4社の2024年12月期連結決算(国際会計基準)が14日に出そろい、サントリーホールディングス(HD)とアサヒグループHDの2社は純利益が前年を上回った。値上げ効果に加え、円安が追い風となった。売上高に当たる売上収益は軒並み増収だった。
サントリーは「山崎」などのウイスキーや缶酎ハイの販売が好調。アサヒはビールなどの高価格帯商品が売れ行きを伸ばした。
一方、キリンHDは昨年買収したファンケルの株式評価損などにより、純利益が前期比48.3%の大幅減。サッポロHDは、米国ビール子会社の採算悪化で減損損失を計上したことが響いた。