自分が見たものが生きた人間ではないかもしれないと思ったらゾッとする。愛知県の50代女性が不思議な体験をしたのは高校生の時だった。
「通学バスの最後部の席の窓際に座っていたら道に沿った生垣の横をYシャツの男の人が歩いていた」
ぼーっと見ながら通過したが、妙な違和感があったそう。（文：長田コウ）
「1週間前にそこの交差点で事故に遭い亡くなった」父親も青ざめて……
そして、よくよく見てみると想定外の姿があったのだ。
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「歩いているのは密集した生垣の向こう側で、男性の腰から下がなかった」
走行中の車内から見間違えた可能性はある。だが恐怖心にかられた女性は号泣しながら家に帰って、父親に出来事を話したという。直後、父親は近所のコンビニで知り合いの店員に「うちの娘が幽霊を見たとか言っててー」と笑いながら話したそうだ。すると……。
「見ず知らずの男性に『もしかして……』と話しかけられたので状況を説明すると、『それ僕の知り合いです』と言われ、ひきつって帰ってきた」
詳しく聞くと、「 1週間前にそこの交差点で事故に遭い亡くなった方だったらしい」とのこと。色々偶然が重なっただけの可能性もあるが、女性としては忘れられない体験だったようだ。
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