迎えたのは“ポケット猫”サイズの小さな子 ひっそり座る姿に一目惚れ「絶対、幸せにする」…4年後の記念日に咲いた特別な花

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2025年02月15日 18:10  まいどなニュース

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子猫時代、つぶらな瞳がキュートなNIAちゃん(画像提供:きみへ…さん)

「絶対、幸せにする」。5年前、保護猫の女の子「NIA」ちゃんと出会ったとき、飼い主のX(ツイッター)ユーザー・きみへ…さん(@NIAForYou)は、そう心に誓ったといいます。

【写真】“ポケット猫”だった小さなころ…本当にすっぽり入っています

飼い主さんの胸に抱かれてずっとのおうちに向かうNIAちゃんは、当時、生後推定2カ月。小さな家族を迎えた飼い主さんの生活は、猫中心に。詳しいお話を伺いました。

ひときわ小さく控えめだったNIAちゃん

もともと動物好きだった飼い主さんは、よく譲渡会などへ足を運んでいました。引っ越しを機に猫を迎える環境が整ったとき、隣町で譲渡会が開かれることを知ります。そこで、運命の出会いを果たしました。

「NIAは、きょうだいと一緒にケージに入っていて、ほかの子よりひとまわり小さく控えめな子でした。きょうだいのうしろにちょこんと座っているNIAと目が合った瞬間『この子だ』と思ったんです」

保護主さんによると、庭の隅に段ボール箱が置かれていることに気づき、中をのぞくとNIAちゃんとそのきょうだいが入れられていたとのこと。それを聞いた飼い主さんは、NIAちゃんを迎え入れることを決めました。

「離乳食の与え方を教えていただき、その日のうちに譲渡契約を結びました。NIAを抱っこしながら、こんなに小さいのに母猫と離され、きょうだいとも別れることになって申し訳ないという気持ちでいっぱいに……。私がこの子を必ず、幸せにすると覚悟を決めました」

こうして、NIAちゃんと飼い主さんはともに新たな生活を始めました。

NIAちゃんとの生活と絆の深まり

譲渡会から家まで帰る途中、NIAちゃんはキャリーのなかでわずかに鳴いていたといいます。そして、家についたあとも、とてもおとなしかったそうです。

「ほとんど鳴かないので、どこにいるのかわからなくなるため、鈴のついた首輪を付けてもらいました。夜は、一緒にベッドで寝てくれて『私を受け入れてくれたのかな』とうれしくなったのを覚えています」

小さなNIAちゃんは、飼い主さんの生活や心境に大きな変化をもたらしました。

「私には友人がいますが、NIAには私しかいなのだと思うと、おのずと家に帰るのが早くなり、宿泊をともなう外出もしなくなりました。保護主さんや譲渡会の方々には、とても感謝しています。今も成長を連絡し合う関係で、とても心強い存在です」

NIAちゃんと一緒に過ごす時間は、飼い主さんにとって何より大切なものになりました。

今、飼い主さんが思うこと

NIAちゃんは、現在4歳を迎えました。

ビビりなところがあり、ごはんやおやつなどに自分なりのこだわりをもっていて好き嫌いがあるといいます。

「初めて目にするものや行為には消極的。一度、私が大量の荷物を抱えて帰宅したとき、玄関ドアを開いた瞬間、気づかないうちに足元からNIAが外に出てしまったことがありました。30分以上、家中を探し回っていると、外から鳴き声が。玄関前で一歩も動けず震えていました。それからは外を怖がるように……。NIAは外では生きていけないと改めて実感し、2度と脱走しないよう注意しています」

飼い主さんは今でも譲渡会のホームページで「ポケット猫」として紹介されていたNIAちゃんの写真を大切に保存しています。

「小さなNIAが洋服のポケットにすっぽり入った姿がとても愛おしかったです。この出会いを大切に、NIAとはこれからも仲良く生活しながら、一緒に季節を感じ、お祝いごとを増やしていきたいと思っています」

4回目の“うちの子記念日”には、飼い主さんが育てている鉢植えのジャスミンが季節外れの花を咲かせました。花言葉の中に「あなたと一緒にいたい」とあるのを目にした飼い主さんは、大きく心を動かされたとも語っています。

「まるで私の気持ちを代弁しているようで、あたたかくうれしい気持ちになりました。これからもずっと、NIAと一緒に歳を重ねていきたいです」

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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