京都記念に出走するプラダリア(c)netkeiba 今週の日曜日は、京都競馬場で京都記念(GII)が行われます。
京都記念は春の大舞台へのステップレースとして定着している重賞です。GIで結果を残す馬も多く出走してくる一戦でもあり、レベルの高い競走としても知られています。ここ10年の京都記念で大波乱となったのは22年のみで、どちらかと言えば平穏な決着が多い印象です。
今年の京都記念で人気が予想されるのは、昨年のオークス(GI)と秋華賞(GI)を制したチェルヴィニア、23年の皐月賞(GI)を勝利しているソールオリエンス、昨年の京都記念を制し連覇を狙うプラダリア、GIでの好走歴のあるヨーホーレイク、先行力が魅力のセイウンハーデスなどがいます。
まずはこれらの馬の取捨選択が的中の鍵を握りそうです。そんな京都記念でAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆得意の舞台でGI馬を迎え撃つ
今週の京都記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるプラダリアでした。
週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。
今年と同じ舞台で行われた昨年の京都記念では5番手あたりを追走。直線では2着馬との叩き合いを制し優勝。その2着馬は次走の大阪杯(GI)を勝ったベラジオオペラでしたし、決して相手に恵まれた勝利ではないことが分かります。
また、同年6月に行われた宝塚記念(GI)でも見せ場十分の4着。この年の宝塚記念も京都芝2200mが舞台となっていましたし、この条件に非凡な適性があると言えるのではないでしょうか。
プラダリアはGI勝ちの実績こそありませんが、GIIでは3勝を挙げており実力は十分。今回の京都記念と同じ非根幹距離の重賞で何度も好走した実績もありますし、条件は申し分なさそうです。
今回は海外遠征からの帰国初戦となりますが、中間の追い切りでは十分に乗り込まれていますし、1週前追い切りでは3頭併せで楽々と先着。追われてからの反応もしっかりとしていた印象。状態面に不安も感じられませんし、相手は強力ですが実績のある舞台ならばチャンスは十分にあるのではないでしょうか。