MEGUMI (C)ORICON NewS inc. 俳優・MEGUMIが外見だけでなく内面の美しさにもフォーカスした美容本『心に効く美容』(講談社刊、2024年5月発売)は、オリコン「週間 美容・ダイエットランキング」(2月10日付時点)で10位にランクイン。発売から10ヶ月を経てもなお上位をキープし続けている。多忙な日々でも美を意識しながら、女性として母として過ごすプライベートでの心境も生々しくつづった。同書から、MEGUMIが“女性が世間から求められる役割”について語った内容を一部抜粋して紹介する。
【写真】ママになっても…美背中を大胆に披露したMEGUMI■女性の人生は感情のジェットコースター
女性は感情的とよく言われます。その理由の一つはジェットコースターのように人生のフェーズ(段階)が目まぐるしく変わるから。
例えば10代は初々しさが求められ、20代はセクシャルな魅力が称えられ、30代になると急に“姉さん”扱いされがち。世間から求められる役割や環境、周囲の目の変化のスピードに感情が追いついていくのは本当に大変なことなんです。
さらに妊娠したら心も身体も変化に追われて、出産した当日から“いい母親像”が求められます。私も子供ができた途端、「母としてのこだわりは?理想の教育とは?」と、インタビューで聞かれる内容がいきなり変わって。え?自分、最近までバリッバリにバラエティやってましたけど!みたいな(笑)。
今までの自分が急にナシになっていくような感覚になったのを覚えています。
仕事と子育ての両立は、どちらも諦めたくない感情の中で、とにかく必死で。でもそんなタフな毎日があったからこそ、同じような境遇の人に寄り添えたり、感情移入できたり……。たくさんの経験値は、私たち女性に強さとやさしさも与えてくれます。
そして気がつけば40代!とにかく“ゆらぎ”を感じて、再び心と身体の変化と向き合うことに。
女性は生理、人によっては妊娠・出産、さらに更年期、閉経と、一生を通して女性ホルモンのメカニズムと付き合っていく生き物。でも今を楽しく生きている先輩たちは、“変化のもがき”を通過して、必ず抜けるときが来る!ということを教えてくれています。
年を重ねることを悲観するのではなく、ケアを通して心と身体の変化を誇らしく受け止めていきたい。ありのままの自分を認めてあげられる力を備えていけたらと思っています。