江原啓之「根底から直さなければいけません」反抗期の子どもと育児放棄の夫に悩む相談者に届けた言葉とは？

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
2月9日（日）の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之

＜リスナーからの相談＞
現在、高校1年生の長男についての相談です。長男は中学受験をして志望校に合格しました。今の高校には内部進学しましたが、成績が悪くて留年しそうです。本人も成績のことを気にしていますが、勉強に身が入らないようです。

反抗期も4年目となり、私や10歳年下の弟に暴言を吐いたり、意地悪なことをしたり、最近特に目に余ることが多く、家庭の雰囲気が悪いです。我が家は夫が単身赴任6年目で、ワンオペ育児中です。子どもたちを必死で育て、時には父親代わりで厳しくもしましたが、長男の反抗期に心が折れそうになるときもあります。困ったことは夫に相談したいのですが、夫は「悪いことは報告するな」と言い、これまで1人で乗り越えてきました。

息子は自分の実力以上の学校に入ったからなのか、自信をなくし、思春期も重なっているせいか、自己肯定感が低く、常にイライラしています。夫は月に2度ほど帰宅しますが、私には意地悪と皮肉ばかりで、つらくなることもあります。子どもたちや夫が幸せに生きられたらいいなと思いますが、家族の八つ当たりの対象になっている自分にやり切れなさがあり、どうしたら家族が優しく楽しい時間を持てるのか、アドバイスいただければ幸いです。

＜江原からの回答＞
都会で生活して、中学受験して、志望校にも合格して、その後はもう絵に描いたようにうまくいく……そもそも、そこまでして、それが幸せなのでしょうか。これが理想の家族なのですか？

夫は単身赴任をしていて「悪いことは報告するな」と言ってくるのは、完全に育児放棄じゃないですか。何のために結婚したのでしょう。結婚の意義って、何だったのでしょうか。“類は友を呼ぶ”で、夫がそんなだから、子どもまで情緒不安定になっているんですよ。みんな、心が徘徊してしまっています。

根底から直さなければいけませんが、この状態の潤滑油になるのだとしたら、絶対に成功するかは分からないものの1つ策はあります。

それは、“男性の家庭教師を入れる”こと。息子さんも良い学校に入ってしまったものだから、勉強についていけなくて本人もつらいんです。お父さんは役に立たない、お母さんもオロオロするばかり。思春期が来て、どこかでお母さんを馬鹿にしたり、弟を馬鹿にしたりして、我が天下になっているわけです。

なので、「お前さぁ〜」といったような距離感で、お兄さんのようになってくれる同性の良い家庭教師が来てくれると良いですね。

私もすごく忙しくて不在がちだったので、昔に似たようなことがあったんですよ。子どもが思春期になったときにどうしようか考えて、何人か家庭教師を入れることにしたんです。1人はサッカーをやっている人で、けっこう後々まで交流していましたよ。勉強を教えてくれながらも、お兄さん的な情報も教えてくれました。「あの○○先生、サッカーやっているんだって」とか「誰々がこうなんだって」とか話してくれて、子どもはやっぱりちょっと嬉しそうでした。

だから、そうしたこともやってみると良いのではないでしょうか。息子さんは家族のなかに話し相手がいないんですよ。弟とは年齢が離れているし、お母さんは異性だし、お父さんは離れたところにいるし……。彼が今欲しいのは、自分の心を吐き出せるお兄さんかもしれません。経済的に余裕があるのでしたら、試してみてはいかがでしょう。そして探すときは1人の先生だけで諦めず、何人かに当たってみてください。息子さんに合いそうな人を選ぶとよろしいかなと思います。

江原啓之、奥迫協子

●江原啓之　今夜の格言
「身の丈を知って幸せになりましょう」

＜番組概要＞
番組名：Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時：TOKYO FM／FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者：江原啓之、奥迫協子

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