近年、最終回を迎えた時によく話題になるのが“ドラマロス”。毎週の楽しみがなくなってしまうことに寂しさを感じ、中には「やる気が起きない」「心にぽっかり穴が空いた気分」という人も。人気ドラマの場合には、“ドラマロス”が社会現象となるケースもあるほどだ。
一方で“ドラマロス”になるのは、そのドラマに対する評価が高いことも意味する。毎年新たなドラマが数多く制作されているが、「もっと見たい」「つづきが気になる」とファンが待ち望むドラマはそこまで多くないだろう。そこで本誌は、「続編が観たい2024年放送のドラマ」についてアンケート調査を実施した。
第3位に選ばれたのは、親子愛を描いた『海のはじまり』(フジテレビ系)。
2024年7月から放送され、目黒蓮(27)の月9初主演となった本作は、2022年に大反響を呼んだ『silent』の制作陣が再集結。オリジナルストーリーで様々な“親子愛”が描かれた。
初の父親役を演じた目黒蓮、有村架純(32)や大竹しのぶ(67)ら高い演技力を誇るキャストが揃う中、娘“海ちゃん”役の泉谷星奈(7)が注目を集める存在に。この先の親子関係や海ちゃんの成長が気になるなど、ストーリーに引き込まれたファンから続編を望む声が多く上がった。
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《主要キャストの演技が素晴らしい》
《海ちゃんの演技と、親子のその後を見たい》
《海ちゃんの成長が気になる》
同じく第3位には兄弟愛を描いた『ライオンの隠れ家』(TBS系)が入った。
本作は、柳楽優弥(34)と坂東龍汰(27)が兄弟役で初共演。家族愛や兄弟愛などの温かなヒューマンドラマの部分、先が読めないスリリングなサスペンスドラマの部分の両面を持つオリジナルストーリーが展開された。
脚本に高評価の声も多いが、オーディションで選ばれたという“ライオン”役の佐藤大空(6)の演技もドラマの魅力を高めた一因に。脚本とキャストの相乗効果で高評価作品となった。
《登場人物もよかったし、脚本もよかった》
《子役の演技も良かったし柳楽優弥など俳優の演技もよくておもしろかった》
《感動するドラマです。》
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第2位は安定の人気を誇る『相棒 season23』(テレビ朝日系)だ。
相棒シリーズと言えば、水谷豊(72)演じる主人公・杉下右京が相棒と共に様々な事件を解決していく刑事ドラマ。シリーズ23作品目が2024年10月より放送されている。『相棒』の新作決定の際に毎回注目を集めるのが、「相棒役が誰なのか」ということ。これまでに4人の俳優が演じた“相棒”だが、2000年に2時間ドラマとして放送されたプレシーズンから、2008年のシーズン7まで相棒役を演じたのが寺脇康文(62)。2022年のシーズン21から再登場し、本作は復帰3シーズン目となった。
また、杉本哲太(59)や仲間由紀恵(45)らシリーズを支えるキャスト陣は本作でも登場。“いつものメンバー”には安心感を覚えるという声も。さらに、どのような事件に対しても冴えわたる右京さんの推理力はもちろん健在だ。ファンは既に次のシーズンも心待ちにしている。
《毎シーズン楽しみにしているから》
《いつものメンバーが出ていると安心する》
《右京さんの推理が、面白い》
《毎シーズンごとの次の展開や相棒の入れ替えが楽しみだから》
第1位は令和社会に一石を投じた『不適切にもほどがある!』(TBS系)。
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2024年1月から放送された本作の脚本は宮藤官九郎。「多様性」「働き方改革」「ルッキズム」などの“令和”の価値観に対し、“昭和”の価値観を持つ主人公が戸惑いながら奮闘する姿をコメディとして描いた作品。主人公を阿部サダヲ(54)が演じ、個性豊かなキャストが集まる中、特に注目されたのが河合優実(24)。本作が連続ドラマ初レギュラーだったが、昭和のスケバン役は大反響を呼んだ。
“現代への問題提起”とも言えるストーリーの面白さ、ミュージカル調の演出など話題に事欠かない本作は、SNSを中心に話題沸騰。タイトルを略した“ふてほど”は「2024ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞も受賞した。昭和を懐かしむ大人世代からも、令和を奮闘する若者世代からも評価された本作は、続編を望む声も1位となった。
《面白かったから》
《出演者が魅力的でストーリーが楽しかったから》
《懐かしかったり、現代の生きにくさだったり、おもしろかった》
《すごく面白かったから、また続きをやってほしい》
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