さいとうは、人気カードゲームのイラストを手掛けるイラストレーターであり、キャラクターデザイナー。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は64.3万人(2025年1月27日時点)で、イラスト制作のノウハウといったコンテンツを発信している。
同氏はこれまで主にデジタルでの作画を行っていたが、昨年3月に公開した動画「プロ絵師が、お店の壁に落書きしたらどうなる!?」を観た村上隆が絵画制作を打診。さいとうは、数日間で同個展のコンセプトを打ち立て、1作目のアクリル絵画作品「SAMURAI GIRL 桜 -SAKURA-」を描きあげたという。同作は、昨年3月に香港で開催された「Art Basel Hong Kong 2024」で発表。その後、「Taipei Dangdai 2024」、「東京現代2024」、「Asia NOW 2024」等のカイカイキキギャラリーが参加する国際的なアートフェアで新作発表を行ってきた。同展は、これまでのアートフェアを通じて徐々に披露してきたさいとうによるアナログ絵画プロジェクトの最大規模の発表の機会となる。
会場では、2021年に発表したNFTの3連作「SAMURAI GIRL」シリーズを起点に、トレーディングカードのフレームデザインを踏襲して描き下ろしたアナログ絵画作品を展示。このほか、円形や正方形のキャンバスを用いた作品や、金箔とアクリルを組み合わせた大作も登場する。