ラス・パルマス戦で存在感発揮のFW浅野拓磨 [写真]=Getty Images マジョルカに所属する日本代表FW浅野拓磨が、16日のラス・パルマス戦に先発出場してリーグ戦5試合ぶりの勝利に貢献した。
16日にラ・リーガ第24節が行われ、マジョルカはラス・パルマスと対戦。浅野は、右サイドハーフとして5試合ぶりにスタメンに名を連ねた。2025年に入ってから未勝利が続き、リーグ戦では4試合白星から遠ざかっている中、“エース”FWヴェダト・ムリキが7分にヘディングで先制点を挙げると、28分には左足のワンタッチシュートでドブレーテ達成とチームを牽引。2点のリードを得た“ベルメジョネス”は、35分にもMFダニ・ロドリゲスのゴールで1点を追加すると、後半に1失点を許したものの、3−1で5試合ぶりに勝利。また、71分までプレーした浅野も、スピードを生かした裏抜けやオーバーヘッドキックなどで果敢にゴールを狙い、相手守備陣に脅威を与えていた。
試合後、チームを率いるハゴバ・アラサテ監督は、ここ2試合3得点といよいよ復調を感じさせるムリキとともに、5試合ぶりのスタメン出場で勝利に貢献した浅野を称賛。指揮官は「我々が必要としている選手。彼はシーズンを好調にスタートさせた後、負傷してしまった」と強調しつつ、「ただ常に、相手にとって脅威であり続けるし、相手ディフェンスを外す動きは、チームに深さをもたらしてくれるもの。これが我々が求めたアサノだ」と期待に応えるプレーだったと語った。
また、10日のオサスナ戦後に「プレシーズンやシーズン当初の好調だった面影がない」と辛口のコメントを綴っていたスペイン紙『アス』も、「最高のアサノが戻ってきた。プレシーズンで放った輝きは、ケガに悩まされて遠ざかっていたが、ついにだ。スピード、ドリブル、味方とのコンビネーションも抜群」と絶賛。続けて「クオリティの高いプレーの数々…絶妙なボールコントロールからの華麗なターンと股抜き、そして味方へのパスで攻撃を仕上げた他、惜しくもバーを超えたが、バイシクルキックなど。誰もが予想していなかったタイミングで、彼は調子を取り戻せることを証明した。アラサテのスタメン起用は、皆を驚かせるものだった」と賛辞を送っている。
今節の勝利で7位に浮上したマジョルカの次戦は、24日に行われる第25節セビージャ戦に。浅野はこの活躍を弾みに、次はゴールでチームを勝利に導くことができるのだろうか。
【絶妙トラップ】相手DFを翻弄した浅野拓磨
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