Huluオリジナル『おとなになっても』4月26日よりHuluにて独占配信 (C)志村貴子/講談社 (C)HJホールディングス 講談社の漫画雑誌「Kiss」にて、2019年5月号から23年10月号まで連載されていた志村貴子の漫画作品『おとなになっても』を、山本美月主演、栗山千明共演で実写ドラマ化。4月26日から動画配信サービス「Hulu」にて独占配信される(全12話、初週1〜2話を配信、以降毎週1話ずつ配信予定)。
【動画】”おとな”になりきれない2人の素直な心情を捉えた初映像 原作者の志村は、『ハツコイノツギ』(連載中)や、『どうにかなる日々』、『青い花』、『こいいじ』などの作品で、同性同士の恋愛、少年少女の複雑な心情を大胆かつ繊細に描き、多くの読者の心をつかんできた。また、志村の描くイラストは親しみやすく柔らかさのあるタッチで支持され、アニメ『アルドノア・ゼロ』『バッテリー』のキャラクターデザインや、『The MANZAI』(著:あさのあつこ)や『あこがれ』(著:川上未映子)などの小説の装丁などでも作品の持つ世界観を優しく表現し彩ってきた。
そんな志村の作品の初実写化となる『おとなになっても』は、さまざまな登場人物たちの群像劇の中で、「おとなの女性同士の恋愛」をメインテーマに据え、既婚者の綾乃と朱里の恋模様を描いた作品。加えて、結婚や義理の親との関係、職場でのしがらみなど、”おとな”に成長する過程で多く人々が経験したことのあるほろ苦い事柄や、読み進めるうちにドキッと核心を突かれるせりふにハマる読者が続出した。
ドラマ版で主人公の綾乃を演じるのは、出産後、初の単独主演ドラマとなる山本美月。綾乃は、小学校の先生で真面目だけれど、意外にも大胆さを持つ女性。柔らかな雰囲気をまといながらも自分の考えを言葉でまっすぐと紡いでいくキャラクターを、原作ファンでもある山本が真摯(しんし)に、愛らしく演じる。
「高校時代から志村先生の漫画がずっと大好きだったので、まさか私が初めての実写化に呼んでいただけるなんて、信じられませんでした。一ファンとして絶対に、世界観を壊さず、実写化する意味のある素敵な作品にしたい」と意気込みを語っている。
また、山本と初共演の栗山千明は、綾乃の行きつけのダイニングバーで働く朱里役を演じる。昨年芸能活動35周年を迎え、テレビドラマ『晩酌の流儀』や映画『八犬伝』(24年)など、出演作が途切れることなく活躍してきた。そんな栗山が演じる朱里は女性が好きで、マイペースな綾乃に翻ろうされながらも一途に自分が信じる愛に向き合っていく。ツッコミせりふも多いキャラクターを生き生きと演じる姿も注目だ。今回の出演に対し「朱里があまりにも魅力的なので、私が演じさせていただいて良いのか、とても恐縮に、そして光栄に思う」とコメントしている。
あわせて公開された特報映像は、出会った直後からひかれ合い、距離を近づけていく綾乃と朱里の映像に添えられたモノローグが、2人の心情を色鮮やかに映し出していく。綾乃は「あんなふうに気持ちが揺れ動いたのは初めてで…」という真っ直ぐな気持ちを吐露。反対に、朱里は「あんた何者?」「オメーは人妻だろ!」と、マイペースな綾乃に翻ろうされていく。最後に綾乃と朱里の「会いたい」という切ない想いが1つに重なったせりふは、一筋縄ではいかない2人の恋の行方を予感させる。
■山本美月(大久保綾乃役)&栗山千明(平山朱里役)のコメント
―― 『おとなになっても』への出演が決まった時の感想
【山本】高校時代から志村先生の漫画がずっと大好きだったので、まさか私が初めての実写化に呼んでいただけるなんて、信じられませんでした。もちろん『おとなになっても』も大好きな作品の1つで、私が綾乃を演じることができるなんてとてもうれしかったです。一ファンとして絶対に、世界観を壊さず、実写化する意味のある素敵な作品にしたいと思い、挑ませていただきました。
【栗山】朱里があまりにも魅力的なので、私が演じさせていただいて良いのか、とても恐縮に、そして光栄に思いました。志村先生や原作ファンの方々の作品への想いをきちんと汲み演じることができるのか、私が演じる朱里を受け入れていただけるか、不安も大きかったです。
――ドラマの注目ポイント&視聴者へメッセージ
【山本】この作品は恋愛ドラマですが、よくある恋愛ドラマとは少し違ったものに感じるかもしれません。まっすぐにハッピーエンドへ向かう恋愛ドラマではないと思います。たくさんの登場人物がいて、みんなそれぞれに想いを持っていて。それぞれの決断を正しいと思う人も、間違っていると思う人もいると思います。でもきっと正解はなくて、それがとてもリアルだと思うのです。そんな人の曖昧で美しい想いを描いた作品です。きっと誰かに自分を重ねて観ていただけるのではないかと思います。自分の気持ちに正直になれない方の心にそっと寄り添える、そんな作品になっていたらうれしいです。
【栗山】重く描く事もできる内容だと思いますが、どこかポップで透明感のある綺麗な印象の作品になったと思います。それは登場人物それぞれが真っ直ぐに、誠実でありたいと思っているから生まれた世界観ではないかと私は思います。作品を通して、悩ましい感情や葛藤を少しでも前向きに捉えてもらえたらうれしいです。
■原作者・志村貴子のコメント
――実写ドラマ化のオファーを受けた時の感想
【志村】これまでにも実写化企画のお話はあったのですが実現したのは今作が初めてなのでなかなか実感がわきませんでした。今も正直「本当に?」という気持ちはあります。夢のようです。
――志村さんにとって『おとなになっても』という作品は、どんな存在ですか?
【志村】年々親のような気持ちで漫画を描くことが増えたせいか子供の反抗期に立ち合ってるような不思議な感覚がありました。かわいくもあり、振り回されてめんどくさくもあり……。
――実写ドラマ化を楽しみにしているファンの皆様へのメッセージ
【志村】原作に忠実に丁寧に作っていただき、絶妙なアレンジを加えていただきました。漫画を再現してくださった部分や漫画と違う部分もあわせて楽しんでもらえたらうれしいです。
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