右ひざの手術に踏み切った冨安健洋 [写真]=Getty Images アーセナルは19日、日本代表DF冨安健洋が右ひざの手術を受けたことを発表した。
今シーズン開幕前に右ひざを負傷し、長期離脱を強いられた冨安。その後は全体トレーニングに復帰し、昨年10月に行われたプレミアリーグ第7節サウサンプトン戦で戦列復帰を果たしたが、その後は現在に至るまで欠場が続いている。
日本時間19日に自身の公式インスタグラムを通じて、負傷箇所の右ひざにメスを入れたことを報告した冨安だが、この度アーセナルも手術実施を発表。右ひざの手術は昨年8月以来となり、今年末までにリハビリプログラムを含めた回復プロセスを完了する予定だという。クラブは「トミができるだけ早く完全な健康状態に戻れるようにクラブ全員が全力でサポートする」と綴っている。
なお、冨安は手術実施の報告に際し、自身の公式インスタグラムで「報告が遅くなってしまいましたが、数日前に右ひざの手術を受け、既に復帰に向けてリハビリを開始しています! ファン、サポーターの皆さんにはこの半年、自分の状況を僕の方から伝える事が出来なかったこと、申し訳なく思っています。たくさん言いたい事はありますが! 今はただ待ってくれている人達がいるという事、そしてその人達の為にまたピッチに戻りピッチ上で恩返しをする事。それらを胸に復帰に向けてやっていきます!! またスタジアムでお会いしましょう!」と綴っていた。
1998年11月5日生まれで現在25歳の冨安はアビスパ福岡の下部組織出身で、2016年にトップチーム昇格を果たした。同クラブで公式戦通算56試合に出場すると、ベルギーのシント・トロイデンを経て、2019年夏にボローニャへ完全移籍加入。故シニシャ・ミハイロヴィッチ監督の下で主力に定着し、2年間の在籍で公式戦通算64試合出場3ゴール3アシストという成績を残した。
2021年夏にはアーセナルへ活躍の場を移し、当時リーグ戦3連敗中だったチームですぐさま右サイドバック(SB)の主力に定着。堅実なプレーで守備の立て直しに貢献し、終盤に負傷離脱を強いられたものの、公式戦22試合に出場した。2年目以降はイングランド代表DFベン・ホワイトが右SBにコンバートされた影響でやや出番を減らしたが、ここまで公式戦通算84試合に出場し2ゴール6アシストをマークしている。