リヴァプール、サラー＆アーノルド弾で2−2ドロー…アストン・ヴィラに一時逆転許すも勝ち点「1」獲得

　プレミアリーグ第29節（前倒し開催）が19日に行われ、アストン・ヴィラとリヴァプールが対戦した。

　ここまで25試合を消化したリーグ戦で18勝6分1敗を記録し、勝ち点「60」の首位に立つリヴァプール。今季より指揮を採るアルネ・スロット監督の下で圧倒的な強さを見せる同クラブは、2位アーセナルに7ポイント差をつけながら順位表のトップに君臨中だ。対するは勝ち点「38」の9位アストン・ヴィラ。チャンピオンズリーグ（CL）でもラウンド16進出を決めた両者の一戦に、日本代表MF遠藤航はサブスタートとなった。

　試合は17分にアストン・ヴィラが決定機を作り出す。中盤でユーリ・ティーレマンスがパスを引き出すと、マルコ・アセンシオを経由して左サイドのマーカス・ラッシュフォードへボールがわたる。スピードに乗ったドリブルでペナルティエリア内に入り込み、アセンシオとのワンツーでポケットに侵入。左足で送ったクロスが相手に当たってネットを揺らすが、判定はオフサイドで得点は取り消された。

　そんななか、29分にリヴァプールがスコアを動かす。自陣深くでボールを繋ぐアストン・ヴィラに対して前線からプレス。アンドレス・ガルシアが送ったバックパスをディオゴ・ジョッタがインターセプトする。ボックス内に運んで横パスを出すと、フリーで待ち受けるモハメド・サラーがワンタッチでシュート。確実に決め切って先制点を挙げた。

　一方のアストン・ヴィラも38分に同点弾をマーク。敵陣左サイドでフリーキックを得ると、ラッシュフォードがペナルティエリア内にインスイングのクロスを入れる。相手がクリアしたボールをジョン・マッギンが大外で折り返し、ゴール前でタイロン・ミングスが競り勝つ。ドミニク・ソボスライが跳ね返したこぼれ球をティーレマンスが押し込み、ゲームは振り出しに戻された。

　さらに前半アディショナルタイム、アストン・ヴィラが細かくパスを繋いで敵陣へと前進。アセンシオからボールを受けたオリー・ワトキンスが左に展開し、モーガン・ロジャーズとのパス交換からライン際のリュカ・ディニュに配球。左足で入れたクロスに再びワトキンスが反応すると、ヘディングでゴールに突き刺して逆転弾を決めた。

　リードを許したリヴァプールだったが、61分に再びスコアをイーブンへと戻す。自陣でのボール奪取からカウンターに転じ、アレクシス・マック・アリスターがトレント・アレクサンダー・アーノルドへとパスを供給。ハーフレーンを持ち運び、右サイドでボールを受けたサラーがドリブルで相手選手を突破する。A・アーノルドがマイナスの位置でパスを引き取ると、思い切り良く右足を一閃。強烈な一撃がゴールに吸い込まれ、リヴァプールが追いついた。

　結局、そのまま試合は2−2で終了。互いに1ポイントずつを積み上げた。なお、ベンチ入りした遠藤に出番は訪れなかった。次節、アストン・ヴィラは22日にホームでチェルシーと対戦。リヴァプールはその翌日にアウェイでマンチェスター・シティと対戦する。

【スコア】
アストン・ヴィラ　2−2　リヴァプール

【得点者】
0−1　29分　モハメド・サラー（リヴァプール）
1−1　38分　ユーリ・ティーレマンス（アストン・ヴィラ）
2−1　45＋3分　オリー・ワトキンス（アストン・ヴィラ）
2−2　61分　トレント・アレクサンダー・アーノルド（リヴァプール）

【動画】サラーの先制弾！
　
アンドレス・ガルシアが痛恨のパスミス😣
それを逃さない😎
サラーの今季のプレミア24ゴール目で先制💪

🏆プレミアリーグ 第29節#アストン・ヴィラ v #リヴァプール

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