続々と明かされる秘密と関係。恋に血縁に相関図ごっちゃごちゃ混線状態【御曹司に恋はムズすぎる#8】

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2025年03月04日 18:11  マイナビウーマン

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続々と明かされる秘密と関係。恋に血縁に相関図ごっちゃごちゃ混線状態【御曹司に恋はムズすぎる#8】

このコラムは『御曹司に恋はムズすぎる』8話までのネタバレを含んでいます。

■確約されていた地位が突如脅かされた昴

服天唯一の御曹司として、後継者の地位が確立されていると思われていた昴(永瀬廉)。しかし、もう1人の孫である成田(小関裕太)の突然の登場により、恋も仕事も一気に風向きが変わることに。

後継者に相応しい力を身につけるため、素性を隠して1から経験を積んできた成田。実力も実績もしっかりと積み重ねてきた成田と、入社からまだ大きな実績は出しておらず、周囲からの印象は「コネ入社のポンコツ御曹司」である昴とでは、今のままでは後継者争いはかなり分が悪い状況です。

しかし、後継者の決定方法は、同族企業らしく会長の独断かつ鶴の一声で決まるのか、はたまた、きちんと周囲の意見も集めた上でされるのか、その辺りも現時点では不透明です。

■マジレスガチギレ昴の真意

展示会では他の社員を完璧な説明でフォローする昴。周囲からはポンコツという評価ですが、ちゃんとやれば実力はあるのです。でも他の人の目を気にせず、自分の気持ちにまっすぐすぎるが故に、不器用で損をしてしまうこともあるが故に、この評価になることもあったのでしょう。そんな出来事が今回もありました。

展示していた服に落書きをしてしまった子どもに対し、「何すんだよ! この服は多くの人の手で作り上げた大事な服なんだよ! お前が簡単に汚していいものじゃない!」と、マジレスガチギレ。しかもこれが大口百貨店のお孫さんだったという悲劇。

これを「子ども相手に大人気ない」「仕事なんだから、あくまでお客様。下手に出るべき」と、見ている人もいた中で、実はこの子どもに、誰からも注意されず甘やかされまくっていた昔の自分の姿を重ねていた昴。

「ダメなものはダメって教えてあげないとかわいそう。誰かが言ってあげなきゃ俺みたいになる」と、子どものためを思って伝えていたのです。

子どもの教育のためなら昴の対応が正解だし、会社のためならお客様に「あなたのお孫さんが商品を台無しにしたんです」というど直球な言い方は不正解。何を大切にすべきか、によってここの対応が変わるわけなんですが、昴の性格がまっすぐ現れつつ、見る人の価値観によって、「子どもの未来」か、「会社の受注」か、どちらを正解と捉えるかが変わってくる面白い場面でした。

■昴のイケメンすぎる無償の愛が炸裂

成田と昴の2人に好意を持たれているにも関わらず、どこかしんどそうなまどか(山本美月)。「誰かに好意を持たれたならもっと喜んだっていいだろ!」と言う昴に、抱えるトラウマを告白するまどか。

「多分怖いんだと思います。好きな人ができてもその人がずっとそばにいてくれる保証はどこにもないから。あとで失って傷つくくらいなら、最初からいないほうがいい」

これに対する昴の返答がイケメンすぎました……。

「お前バカなの? そんなに悩むくらいなら、答えなんて出さなくていい。お前と一緒にいられれば、同僚、友人、関係なんてなんでもいい」これぞ無償の愛。「美月からの愛」という見返りを求めず、ただ自分が好きだから一緒にいるだけでいい、という昴の優しさ。まどかも「好意の答えを出さなくては」と重荷に感じていた、心の負担を減らすことができたことでしょう。

■昴とまどかの過去の絆

新商品の企画が白紙になり、落胆するまどかを元気づけようと、デートに誘い出した昴。ほうとうを食べるために山梨へ向かったものの、肝心のお店はやっておらず……。その足で向かったのはまどかの実家。そこで発覚したのが、昴とまどかの過去の絆です。

子どもの頃に村が災害にあい、避難生活の時に服天の服に救われたことがきっかけで、服天や子ども服に思い入れを持っていたまどか。その時に、実は昴とまどかの間に交流があったのです。

寒い思いをするまどかに、自分の手袋を半分貸してくれた少年が昴。一緒にほうとうを食べ、「いつかまた会えたらその時に手袋を返してほしい」と約束していたのでした。

それに気づいたまどかと、ずっと気づいていた昴。果たして昴はいつからこの少女とまどかが同一人物だと気づいていたのでしょうか。「あの時のお前はかわいかったな〜」「過去形で言わないでもらえます⁉︎」と2人が自然に軽口を叩けるようになっているのも、少しづつ距離が縮まっている証ですね。

■韓国ドラマばりにカオス極まる血縁関係!?

とにかく胸キュン名言ワードが多かった今回。

「失うほうが怖いって気持ち分かるよ。俺も突然両親を亡くしたから。だから俺はお前のそばにいる。言葉だけじゃ伝わらないと思うから、ながーい時間をかけて俺はお前のそばからいなくならないってことを証明する。仕方ないだろ、好きなんだから」という昴に対して、「いつの間にかあなたにいろんなものをもらってて、火事の時も体が勝手に動き出してた。あなたを失うのが怖かったから。恋なんてしたくなかったのに。もうとっくに手遅れです」と、いつの間にか生まれていた自分の恋心に気づいたまどか。2人の気持ちをやっと確かめ合うことができました。

後継者問題と恋、やっと恋はハッピーエンドで解決! と思いきや、新たな困難が降りかかることに……。どうやら、父とまどかを捨てて出て行ったまどかの母が服天の女社長のようなのです……! つまるところまどかと昴は親戚関係?

成田も従兄弟として登場してきたと思ったら、また親族! もうやめてくれ! でも従兄弟よりも遠い関係なら結婚はできないことはない! でもまどかは性格的にそういうことをすごく気にしそうなので、先行きが心配です……。

他人だと思っていた登場人物がどんどんと繋がり始めて、韓国ドラマばりに血縁がカオスになってきた8話。まどかの気持ちをやっと確認できたと思ったらこれ。果たしてあと数話でどう着地するのか。

ドキドキであり、楽しみです。とりあえず、公式HPに相関図の他に、服天一族の家系図も欲しいです。どうなってんだこれ。これが韓国ドラマならこのあと確実に1人死にます。

(やまとなでし子)

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