A24がおくる刑務所で生まれた感動の友情実話! 映画『シンシン』本予告解禁

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2025年03月13日 14:10  クランクイン!

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映画『シンシン/SING SING』場面写真 (C)2023 DIVINE FILM
 第97回アカデミー賞(R)で主演男優賞を含む3部門にノミネートされた、シンシン刑務所の元収監者と、オスカーノミネート俳優という異色のキャストアンサンブルで紡ぐA24配給の映画『シンシン/SING SING』より、本予告が解禁された。

【動画】オスカーノミネート俳優と元収監者たちが奇跡の共演! 演劇で結ばれた男たちの友情に涙する本予告

 NYに実在する最重警備のセキュリティを誇るシンシン刑務所で行われている収監者更生プログラムの“舞台演劇”を通して、収監者たちとの友情と再生を描いた感動の実話。

 主演を務めるのは、『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』で第81回ゴールデングローブ賞、第96回アカデミー賞で主演男優賞ノミネートの実績を持つコールマン・ドミンゴ。

 その他の出演キャストの85%以上はシンシン刑務所の元収監者で、「演劇プログラム」の卒業生及び関係者の俳優たちが“本人役”を演じたユニークかつオリジナリティあふれるプロジェクトとなっている。なかでも「演劇プログラム」出身の俳優クラレンス・マクリンは本作での演技が高く評価され、世界各国の映画賞で助演男優賞や新人賞を獲得し、本格的に俳優デビューを果たした。

 北米配給権は人気スタジオA24が獲得。昨年のSXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)映画祭にて、映画ファンによる投票で選ばれる「観客賞」を受賞したことで話題を呼び、世界の映画賞を席巻。第82回ゴールデングローブ賞にて主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート、本年度の第97回アカデミー賞(R)で主演男優賞含む3部門にノミネートを果たしている。

 ニューヨークに実在する最高警備レベルの刑務所「シンシン刑務所」に、無実の罪で収監された主人公ディヴァインG(コールマン・ドミンゴ)。長年無実を訴え続けるも釈放の可能性は一向に見えず、暗い日々を送る彼の唯一の心の救いは、更生プログラムの舞台演劇に打ち込むこと。演劇を通して現状を打破しようとするディヴァインGの前に現れたのは、ひょんなことから演劇に参加することとなった刑務所一の問題児ディヴァイン・アイ(クラレンス・マクリン)。刑務所の外で生きることを諦めてしまった彼は「こんなお遊び、何の意味があるんだ?」と不満を漏らすが、ディヴァインGは「俺たちは演じることで、また人生に向き合えるんだ」と励ます。

 演劇に取り組むことで次第に変わっていくディヴァイン・アイに、ある日仮釈放の通知が届く。一方、再審請求が棄却され、希望を失い自暴自棄になるディヴァインG。それぞれに待つ運命の行方、そしてふたりの間に芽生える友情と絆がもたらす奇跡とは―。

 予告映像では、惜しくもアカデミー賞(R)受賞を逃したものの、コールマン・ドミンゴの熱演が光る。また本作はアカデミー賞(R)脚色賞にもノミネートされたが、脚本制作には実際の元収監者たちも大きく関わり、リアルな刑務所の様子を再現。演じることで自らと向き合い、再び人間らしさを取り戻そうと努力する収監者たちの姿と、互いを支え合う熱い友情が描かれ、実話だからこその深い感動を得られるヒューマンドラマに仕上がっている。

 1995年に日本公開された『ショーシャンクの空に』から30年、海外レビューでは「ついに『ショークシャンクの空に』に並ぶ刑務所の友情ドラマが誕生した」(The times)、「シェイクスピアとショーシャンクが出逢った傑作」(ワシントンポスト)、『ショーシャンクの空に』のように力強い物語であり、将来の名作となる要素をすべて備えている」(COLLIDER)などと評されており、刑務所ヒューマンドラマの新たなる名作再来を期待させる。

 映画『シンシン/SING SING』は、4月11日より全国公開。
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